高校治安維持隊
3時間目(道尾の説教タイム)が終わった。
説教をしていた教室から出ると待ち構えていたかのように道隆がこっちへ来た。
「道尾。気分はどうだ?」
「最悪だよ。」
「自業自得だな。」
「うるせぇ!」
「そんなことより楽中には謝ったのか?」
「まだだよ。今あいつどこにいんの?」
「それがな……」
道隆は少し間を置き、
「実は俺達のクラス全員でさがしてんだけど見つからないんだよ。」
道尾は驚いたような表情をした。
その理由はもしも4時間目までに見つからなくて教室にも来なかったら面倒な事が起こるからだ。
道尾は聞いてみる。
「なあ今日も高校治安維持隊って動いてんのか?」
「だろうな。今日も……ってやべえぞ。楽中の奴が戻ってこなけりゃ高校治安維持隊は100%楽中を見つけて暴力制裁を加える!」
高校治安維持隊とは授業をサボっている生徒達に暴力制裁を加えるここの高校の組織だ。
なおこの組織にメンバーは全て生徒である。
その理由はメンバーである生徒は成績がトップクラスと言うことと時間ごとにメンバーが代わるため学業に支障はあまりないという校長の判断だ。
道隆は舌打ちをして、
「どうする?喋っているうちにもう休み時間の残りもあと5分くらいになったぞ。」
「一旦俺は教室に戻って物さしを持ってきて授業が始まっても器穂が来なければ探しに行く!道隆は教室で授業を受けててくれ!これは俺の問題だ。」
「ああ。わかった。だが2つ忠告をしておく。1つめは能力は使うな。相手は多分能力を持ってないからな。2つめはもしもやばくなったら俺にメールをしろ。すぐ助けに行ってやる。」
「………わかった!」
そう言って道尾と道隆は教室に戻った。
授業が始まっても器穂は来なかった。
道尾は先生に腹が痛いのでトイレに行ってくると言って教室を出て器穂を探し始めた。




