帝都東京篇
今回はおちゃらけます。そして、読んだ後は皆さん青い紬を読みましょう。
誤字脱字等の間違いがあるかもしれませんが温かく見てください。
「あの、すいません。東京行きのバスってありますか!!」
私は窓越しの乗務員に聞く
「あぁ、あるよ。急いであと十分で出発するから」
私は茶封筒からお金を出し払った。
「あっちにバスが着くから急いでね!!]
乗務員はそう言い私を見送った。
八分後
「ハァ!どうにか乗れた!」
ったくあの乗務員は私が目見えないことを言っていったの?あっちってどこか分かるかよ!神戸の時も思ったけどバス停にいる乗務員って・・・あぁ~もう疲れた。寝ようかな。
「お客様へお願いです。シートベルトをお付けください。」
そんな運転手の声がする。
私はシートベルトつけ窓に縋り目を閉じる。
バスのエンジンの音が響くそして、バスは心地の良いリズムで揺れ走り出す。
私は大きなあくびをして眠りにつこうとした。
その時【パンパン】と銃声の音
私は何事だと思い目を開けた。
「おい、このバスは俺が乗っ取った。金を出せ!!金を!!」
男はそう喋って銃を乱射する。
バスは銃声と客の悲鳴が続く
「おい、そこの運転手何を押そうとした!」
「ヒィィィ!!!」
運転手の悲鳴
「また、何か変な行動を起こせば殺すぞ!!!」
男の怒号
私は、うるさいなと思いながらイライラを募らせた。
そして、私は怒りの限界に達した。
「うるせぇ!黙ってのってれや!!」
客や運転手もバスジャックを起こした犯人もこいつ何言ってるんだと思った。
「お、おま?何言ってるんだ?」
犯人も困惑そうにしている。
「はぁ、だから!!うるさいんだよ!!こっちは疲れて寝たいんだよ!!」
「はぁ!?」
「聞こえなかったのか?うるせぇんだよ!!!」
「えっ!」
犯人は引き気味に困惑する。
そんな事を言っていると
「確かに嬢ちゃんの言う通りだ」
と後ろにいた女の人が言い始めた。
「はぁ、何だよ。お前は!」
犯人はそう言うと女の人は
「私も学会で疲れている。もう、眠い。だが貴様はそんなことも知らずにバスジャック?ッハ笑わせてくれる。そんなことは迷惑が掛かるって知らないのか」
「う、うるせぇ!!俺の目的はお前らの金が目当てだ!学会の関係者そんなの知ってるよ!お前らはただ頭良かっただけで金をいっぱい貰えてさずりぃよ。だから!分けろ!この俺様に!!」
犯人は横暴な口を叩く。
「はっ、そんな横暴なこと言って分けるわけないじゃん!というかお前こんなことやるんだったら。さっさと働けよ!ハッハハ」
私は犯人をものすごく煽ってやった。
「あぁ~もう、お前ら二人確実に殺す。殺す!俺の作った自作の銃ペトロガスカンロスで死ね!!」
「ハッ、ダセッ!!そんな、ヘナチョコな銃、そんなダサい名前をしてたんだ。笑うわ」
「う、うるせぇ!!」
「というか、私はまだピチピチの14歳なんだよね。そして、弱弱で目がほとんど見えない私を殺すとか出来るの?ね、弱弱男子!!」
私は犯人にブリっ子見たいに言った。
「殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺してやる!」
犯人は渡音に向けて銃を発砲する。
だが、渡音は華麗に避けて見せた。
「はっ?何で避けれた?目も見えないのになぜ!!」
「あぁ、私はあまり目が見えない代わりに目以外の他の五感は究極に極めてるんだよ!だから、お前が放った弾丸は私にとっては見え見えなんだよ」
私は勝ち誇ったようにそう言った。
「殺す。」
「おっと殺すしか言えなくなったか?」
と女の人は犯人の背後にいた。
犯人は「あぁ~!!!」と驚いている
「どうした、貴様?私が背後にいる事に驚いてるのか。かわいいな」
「なんで、いるんだよぉぉぉぉ!!」
犯人は驚いている。
「なんでってそりゃまぁあの子のとても素敵な説明の話を貴様は真面目に聞いてたから・・ハハハハハハハハハハ」
と女の人は笑いながら言った。
あれ~若干私もディスられてる?
女の人は笑っていると犯人は女の人の首を掴んだ。
「あぁ~!!!!」
女の人の悲鳴が聞こえ私は席を立ち何があったか感じ取った。
女の人は犯人に首を掴まれ銃を向けられ絶対雑名の状況であると分かった。
「お前!!いっちょ前に言ってムカつくんだよ。なんだよ!!みんな自分勝手で横暴なのに俺のやる事は批判する。なんで!!だから、これは俺の革命の始まりだ!!」
ムチャクチャくちゃな事を男は言い出し銃を発砲しようとした。
こりゃ、マズいなと思ってヤバいとリュックサックで女の人を助けるなんか武器になりそうものがあるかなと思ってると・・・・
探したけどやっぱり白杖しかなかった。
よし、もう白杖投げよう。
そうして、白杖を投げた。
【ピュン!!】
とけたたましい音が鳴り回転数が異常なほど凄い事になりもう、摩擦熱で火が出ちゃうんじゃないとそんな感じでどんどん犯人の男に白杖が近づいてくる。
【ブチャ!!】
と変な音が鳴った。
数秒後
「ギャーーーーーーーー!!!!!」
とけたたましい目覚まし音かよ。みたいな男の悲鳴が聞こえた。
「目!眼球!!ギャーーーーーーーー!」
男の悲鳴がバス中に響く
どうやら、白杖は男の目にクリーンヒットしたらしい。
「よし、捕まえた。」
と女の人は言い
男の悲鳴が鳴り響いたが
私は移動中のバスで自分の白杖を取り自分の席に戻り眠りに着いた。
「お客・・・お客様!!起きてください!!」
私は運転手の声で起きた。
「うえ、あれ、私寝てた?」
「はい、ぐっすりと」
「あ、あれ。バスを乗っ取った男は?」
私は首を左右に動かす
「あの~何を言ってるんですか?」
運転手は何言ってるんだと私に聞いてくる。
「えっ、だってこのバスは銃を持った男に乗っ取られて…」
「何を言ってるんですか。ジャックされてませんよ」
「えっ、じゃあ、私が見たものって…」
「夢じゃないんですか?さぁ、早くバスから降りてください」
そう言われて私はバスを降りた。
「う、うん。夢落ちかよ」
私はそう思って東京の街並みを見た。
黒く匂いの強い車から出る排気ガスの臭い。
最初はこんな所によく住めるなと思ったがまぁ、三十分もいれば慣れてきた。
「さてと、お母さんを探すか」
と意気込んでいると
「こらーー!!待ちあがれ!!華!!!」
『ハハハ、ウラの速さについて行けるかな。』
と大人と子供が逃走中やってた。
「待ていぃぃぃぃぃぃぃぃ」
『逃げるが勝ちなんだよ!!』
今日も日本は平和だなと思っていると
華と言う女の子にトントンされ
『あっ、牛丼屋のおっちゃん。今日はこの娘が金払ってくれるって』
と言って
『じゃあ、よろしくな』
と私の耳元で囁き華と言う女の子は逃げた。
「はぁ!?」
私はどういう事だってばよ。と思ったが・・・
牛丼屋のおっさんと言う人はとても怖い感じで死ぬなって思った。
すると、牛丼屋のおっさんは「ごめんな。華の思春期に付き合ってもらって。でも、金を払ってくれ。いつかお返しはする。今日だけでも・・・」
牛丼屋のおっさんは泣きながら言ってきた。
私は同情して一万円をやった。
「こんなにありがとう。これ、無料クーポン券。二枚あるから誰かと来てね。」
牛丼屋のおっさんは泣きながら帰って行った。
あぁ~大変だな。と思っていると
『ありがとな。生娘。いや、良かった良かった。』
「何が良かったじゃ。中二病クズが!!」
『はぁ、ウラがクズ?何言ってる汝。頭おかしいのか?』
「そりゃ、お前だ!!」
『はぁ、うるせぇ!!!』
そんな口論が二十分続いた。
「はぁはぁ、なかなかやるじゃん」
『ふぅ、汝もな』
私たちは拳同士を合わせた。
そして、なぜか仲良くなった。
『そういえば。まだ、ウラの自己紹介がまだだったな。ウラは知性を使い永久不滅となる花の神アロルフラートだ!!』
「あっ、そう」
私はちょっと引いた。
というかだいぶ引いた。
『で、汝の名はなんだ?』
アロルフラートはそんな事に言ってきた。
いやいや、こんな名前があり得るかって
「いや!あり得るか」
と私はツッコんだ。
『ん?何がだ』
「いや、何がじゃなくて。二つ名で言うなよ。本名は何なの?」
アロルフラートはアッと気づいて
『あぁ、ウラの本名か・・長い話になるがいいか』
アロルフラートは神妙な物持ちになる。
だが、私は「いや、華って言うんでしょう」
『えっ、なんで。知ってるの?』
「いや、牛丼屋の人が言ってたから」
『アイツ!!なんで、名前言っちゃうんだよ!!』
いや、そんなアロルフラートとか言う変な名前で言うかと思ったが口にしなかった。
「じゃあ、華って呼んでいい?」
『あぁ~いいよ』
華は諦めたように言った。
『で、汝の名は?」
と花が聞いてきた。
「あっ、私は白浜渡音。まぁ、渡音って呼んでいいよ。」
『渡音か。そういえば渡音っていくつなんだ』
と花が聞いてきた。
「14だけど?」
『ウラと一緒じゃん』
「へぇそうなんだ」
『そういえば。渡音、汝はどうして東京に来たのか?観光か?』
「あぁ~実は九州からお母さんを探しててお母さんは東京にいるって情報が入ってここまで来たんだ」
『なるほど。じゃあ、早速、母親を探すのかい?』
「いや、まだ金あるし東京観光したいなって」
『なるほどじゃあ、早速観光しちゃおうぜ!!』
と華は私の手を握り私をどこかに連れていく。
どこに行くんだろうと思っていると・・
『着いたぜ』と華は言った。
「どこに来たの」と聞くと
華は『国会議事堂』と言う
「えっ、国会議事堂!?」
私はめちゃくちゃ驚いた。
『あぁ~そうだ。早く行こうぜ』
「イヤイヤ、華。国会議事堂って議員さん意外入れなくない?私たちみたいな中学生が入れるの?」
私は素朴な疑問を華に問いた。
すると直ぐに華はこう返した。
『心配するな。渡音。議員以外にも一部行ける所がある。そこに行こうと言ってるんだ。』
私はなるほどと思い納得した。
『じゃあ、早速行ってみよう!!』
こうして、私たちは国会議事堂に入った。
国会議事堂は凄く不思議な感じだった。
『どうだ?渡音。スゴいだろ。』
「うん、そうだね。華」
『おっ、あっちには三人の銅像があるぞ。行ってみよう』
「あっ、うん」
と私たちは銅像の前に移動した。
『わっ、あのジジイ変な髭生やしてる。ハハハ』
華はとても笑っている。
私も大体の感じで見ると確かに顔の横に翼みたいな髭が・・ハハハ
「ハハハハハハハハハ」
私は大笑いした。
『渡音これ結構面白いだろう。』
「うん、そうだね。ハハハ」
『そうだ。この銅像に落書きしちゃおう』
「いや、さすがにハハハダメだろ。歴史の教科書に書くわけじゃないんだから」
私は大笑いしながら華のやることを咎めた。
『それもそうだな。ハハハ』
私たち二人愉しく笑っていると笑い声に誘われたのか警備員さんが来た。
「こら、君たち!!」
私は大笑いしたことが逆鱗に触れたと思ったが違った。
「ここは、君たちが入って来ちゃ行けない場所なの!」
と警備員の人が言ってきた。
「あっ、すいません」
私は警備員さんに謝った。
「まぁ、仕方ないよ。ここまで行く人いるから。今回は許すから早く帰りなさい」
「は~い」
と応じて私は華に帰るよと言うために後ろを振り返ると・・・
『汝、バカなのか。ハハハ』
「国会議員に向かってなんだ。その口の利き方は!!」
『はぁ~お前の方が傲慢なんだよ!!』
「ムキー、全く最近の若者は・・」
国会議員の人は諦めた様に言う。
『だったらこっちだって・・・・』
「本当にすいません。この変人が・・」
『渡音!!ウラは変人じゃなくて花の神ア・・・・』
「本当に申し訳ありませんでした。」
国会議員に私は謝り華を抱きかかえ国会議事堂を後にした。
『おい、渡音。何で止めた!!あの、国会議員悪い奴だぞ!!後で、絶対後悔する!!』
華は私の右横腹で暴れまわる。
「はぁ~華。もし、あの国会議員が悪い奴だったらとっくのとうに捕まってるんじゃないの?」
『いや、あいつはまだ捕まってない悪い奴だ!!ウラ絶対にアイツを捕まえないと・・』
「ハイハイ」
私は呆れていた。
そんなこんなで私たちはトボトボと適当に東京の街並みを歩いた。
『なぁ、渡音。そろそろ降ろしてくれ』
私はハッと気付いた。
ずっと華をバックの要領で担いでいた。
「あっ、ごめん」
『ごめんじゃないよ。早く降ろせ』
私は急いで華を降ろした。
『ふっで、次どこ行きたい?』
華はそんな事を問いかけてきた。
「そう言われてもな・・」
『じゃあ、ウラの秘密基地に来いよ』
「まぁ、いいけど・・」
『おう、行きたくないのか?』
「いや、他に行くところとかないの?ほら、例えば幼稚園の先生が言ったけど雷門とか皇居とか東京スカイツリーとタワーとかあるんでしょ。そこに行かない?」
『まぁ、行ってもいいけど・・出禁になってるんだよ。私・・・』
華はもじもじしながら言った。
「はぁ、お前どうやったらそんな所出禁になるんだよ」
『えぇ、雷門は爆弾を防ぐために雷門を壊して出禁になって皇居は無断に入って出禁になって東京スカイツリーとタワーは頂上から飛び降りて出禁になった。』
華はこれまでの悪行を全部告白した。
「お前キチガイ過ぎるやろう」
『キチガイじゃないし永久不滅の花の神だし』
「もうそれ言った時点でもキチガイだわ。まぁ、いいや。今私の目的はお母さんを探すこと・・じゃあ、華の秘密基地に行こう。そこで、作戦を話し合おう」
『おう、じゃあ、早速行こうぜ!!』
華は私の手を掴み華の秘密基地に向かったのだが
『あっ、あいつの所に行ってもいいか?』
ん?何だろうと思ったが一応承諾した。
そして、私が着いたのはでかい家の雰囲気がした。
「なんか、すごい家だね。」
『ここでは一番でかい家だからな。そして、あっちのちっぽけな家は私の家だ。』
「私目がほぼ見えないんだから分かるわけないでしょう」
『まぁ、いいや。』
華はインターンホーンを鳴らした。
「はい、どうしたんですか?」
とインターホーン越しに聞こえる女の子の声
『ウラだ。発明したものをもらいに来た。』
華がそう言うと女の子は態度を変え
「なんだ。お前か。ちょっと待ってろ」
『ありがとうな。詩音。』
と華は言っている。
「ん?誰と話していたの?」
すると、華は自信満々にこう言った。
『あぁ~隣の家の天才ロリ中学生科学者だ!!』
「なんか属性盛りすぎてない?」
『いや、そんぐらい。すご・・痛っ!』
「外でそんな事を言うな。華黙って!」
詩音ちゃんはいろんな発明品を持ってきジャンプで華の頭を引っ叩いた。
そして、本当に詩音ちゃんは小さい確かにロリって言われても違和感ない!
「あの?あなたは誰ですか?」
詩音は私に聞いてくる。
「あっ、私は白浜渡音。」
「渡音さん。失礼ですがその髪や目、肌は本物なんですか。すいません。ちょっと好奇心が押さえられなくて」
詩音ちゃんは私にそんな事を聞いた。
『確かにそれが本物か裏も気になるな』
華もそれを気になっていたみたいだ。
まぁ言っても減るもんじゃないし言おう。
「そうだよ。元からこの身体だ。」
『へぇ~そうなんだ』
華は驚きもしなかった。いや、驚けよ。中二病なんだから『お前も神の血を持つものか』って言うんだろうなと思った私がバカみたいじゃないか。
ところがどっこい詩音ちゃんはたいそう驚いた。
「えっ、すごいですね。」
「でしょ、まぁそれでいろいろ苦労したんだけど・・」
「あっ、でもすごいですよ。奇跡としか言いようがありません。カワイイし。」
「ありがとう。詩音ちゃん」
すると、詩音ちゃんはもじもじして可愛い声を出し
「あ、あのすいません。少し協力していただきませんか?」
「うん、いいよ。」
私は快く承諾した。
いや、何だろうこんなかわいい子を手伝うって一体前世はどんな徳を積んだんだろう。と楽しみにしてると詩音ちゃんはにこやかな笑顔で「じゃあ、私の実験体になってください」と言った。
「いや、こいつマッドサイエンティストの属性もあるぞ」
『おい、詩音勝手に渡音を実験体にするな。』
「は~い。分かってるよ。じゃあ、私の発明品大事にしてね。」
詩音ちゃんは華に発明品を渡した。
『へいへい。分かったよ。じゃあな。』
こうして、私たちは秘密基地に向かった。
「ねぇ、詩音ちゃんの発明品ってどんなのがあるの?」
私は華に聞いた。
『あぁ、これが今日の発明品の一覧表らしいけど・・なになに』
華は詩音ちゃんの一覧賞を全部読んでくれた。ありがたい。
で、どういう内容だったかかと言うと・・
今回の発明品は三つ
一つ目爆破型投げ人形良一君
人間の等身ほどある人形。投げると爆発する。そして、力が強い人が投げるとそれに比例し山一つ簡単に吹き飛ばせる威力を持っている。
二つ目気絶刀
刀型の形状をしていて刃先に当たると気絶します。
三つ目物自我自我
箱状の物体これを物につけると自我が出て物と話ができる。もし、物に愛着や物が持ち主を好きと思った場合従順が発生する。その効力は物に対して命令ができる。
と言った内容だった。
「なんか、すごい。」
『まぁ、いつも通りの詩音の発明だ。』
と話していると華と愉しく話していると・・・
「華ちゃん!!誰ですか!!その子は!!」
と女の子が迫ってきた。
「だ、誰?華この子?」
と華に聞くが
『あっ、誰だっけ』と言う始末
「もう、華ちゃん忘れたんですか?私ですよ。隣のクラスの夏目凪ですよ。」
『あっ、私のパンツを盗った人だ』
「「えっ!?」」
私と凪は驚いた。
「いや、あれはただたまたま華ちゃんの家通っていたらパンツが漂っててそれを、ただそれを取っただけであってやましい気持ちは・・・」
『メチャクチャ動揺してるじゃん。渡音逃げるぞ!』
私は華に捕まれ抱きかかえられ逃げた。
『ハァハァ、どうにか逃げれた!!』
私たちはどうにか逃げれたらしい。
私は華から降りた。
「というかここはどこ?」
『はぁ、ここはウラの秘密基地だ。』
「へぇ~そうなんだ」
私が歩き出そうとすると華は突然
『気をつけろよ。罠があるから最悪死ぬ』
私は歩みを急停止した。
「おい、早く言えよ。殺す気か!」
『ごめんごめんさぁ、行こ』
私は罠に気を付けて行きどうにか秘密基地に着いた。
『いや、疲れた。』
華は発明品を慎重に置いた。
『じゃあ、ウラ寝るね』
と華は横になる。
「いや、寝んなよ。ほら、話し合うよ。華お母さん探しを手伝うって言ったんだから」
『あっ、はい。分かりました。』
華は起き上がる。
「で、どういう作戦を考えてるの?」
私は華に聞く
『いや、全く考えてない!!』
「自信満々に言うな」
『いや、それほどでも』
「褒めてないわ」
『ん~?まぁ、今日はパティーといこうか』
華はそんな呑気なことを言ってきた。
「いや、パティーってここでやるの?」
『いや違う。ここにチケットがある。』
「へぇ~どこから盗んできたの?」
『盗んでないわ!ったくウラの事を何だと・・』
「中二病のクズ」
『おい、誰がクズだ。二枚分もらったんだよ。』
「あ、そう。じゃあ、行く?」
『あぁ、行こうか。』
こうして、私たちはパティー会場に向かった。
「ねぇ、なんかつけられてない?」
『いや、そんなわけ・・・うわ!!!!』
「どうした?」
『凪がつけて来てる。』
「マジか」
『逃げるぞ』とまた私を担いで華は逃げた。
ずいぶん走った。
『ふ、ここまでくれば・・・ハァ!』
「どうした?」と聞くと
『めちゃ、追いかけてくる。』
「私担いでるからじゃない?」と言うと
『いや、昔、ウラは瞬間移動の華ちゃんと言われた子だぞ。』
「あっ、そう」
そんなこんなでパティー会場に着いた。
『もう、疲れた。寝たい。』と愚痴をこぼしている。
「お疲れ。早くご飯食べいこう」
『あぁ、そうだな。行こう。」
私たちはご飯を食べに行く
会場は美味しい匂いが漂い女の人たちが踊っている。
「いやぁ、メチャクチャすごいね。」
『うん、そうだな。』
「じゃあ、食べ物いっぱい取ろうか」
『おう!!』
と私たちは色々食べ物を取った。
寿司、ザーメン、すき焼き、炒飯、餃子、ラーメン、もう色々取った。
『お、渡音なんかいっぱい取ったな。』
「華あんたもな!」
『「ハハハ」』
と笑い個室に入りご飯を食べた。
『なぁ、渡音。この詩音が作った発明品凄いよな!!』
と自前のリュックサックから気絶刀、物自我自我を出してきた。
「何持って来てるねん」と私はツッコンだがまぁ、華らしいなと思った。
『ねぇ、この物自我自我。渡音のそれにつけていい』
と華は私の白杖に指を指した。
私はご飯に集中してたので何も聞いてなかったので「え、いいよ」と答えた。
『じゃあ、つけるね。』
【ドンッ】
と華は私の白杖に物自我自我を付けた。
「にゅっはーほー。僕白杖のハックだーよー。」
『「きも!!」』
私たちは白杖の気持ち悪い言い方声に引いた。
「キモって言うな!!」
『ごめん渡音。すぐ物自我自我抜くから・・』
と華は直ぐに白杖から物自我自我を外そうとしたが抜けない
『あ、あれ。抜けない。何で!!』
華はすごく困惑している。
「痛い痛い痛い痛い痛い痛い何やっとるんじゃ抜けるわけないだろう」
『それは、どういう事だ。』
「聞いてないか詩音からこれは、壊れない限り一生自我を持つだから僕は一生このままだ」
白杖はそんな事を言ってきた。
「ふ~んそうなんだ。華、捨てていいよ。これ」
私はそう言った。
「ハァ!何言ってるんだ!お前何言ってるんだ!」
「いや、別にいらない。だって、だいたい分かるもん」
「薄情な奴だな。白杖だけにハハハ」
【スーン】と一瞬でその場は白けた。
「なんで?白ける」と白杖は言うが
私たちはもう無視した。
白けてご飯を食べているとステージで何かが始まった。
司会者らしき人物が「それでは、今日のパティー主題のあの方に登場してもらいましょう。国会議員で厚生労働省の前大臣。権蛇伊阿彌さんです。」
会場は一気に拍手に包まれる。
「えぇ~皆様。こんばんは伊阿彌です。」
と出てきた男は国会議事堂で華と口論していた人だ。
「今日は皆さまに伝えたい事があり来ました。昨今の黒梅病の感染者が増えています。主に若い男女が罹患する病です。一番の特徴は顔に黒い痣が出てきます。それは、美しい梅の花ようだと言われ黒梅病になった逸話があります。そして、皆様が将来生まれてくる子供まで影響してきます。ここにいる皆様は十代~二十代と聞いております。そして、この病気の治療法は見つかってません。100%で死に至ります。この状況を生み出したのは全て、魔女の仕業です。」
魔女。私にぶり返してくる思い出。それは、嫌で嫌でもう大嫌いな言葉だった。
「なので、このパティーは魔女を倒すための作戦会議だと思ってください。そして、その魔女の名は白浜聖子!!奴は悪魔だ。こいつを倒せば!皆が救われるんだ!!」
伊阿彌は熱弁をしたが私にとっては嫌な事を聞いてしまった。
私はその場で泣き崩れた。
『どうした。渡音!泣き崩れて!』
華は聞くが私には聞こえなかった。
「そこの娘・・」
白杖が喋りだす。
『うわ、白杖が喋った!』
「喋るわい。というか君分ったかい。渡音が泣き崩れている理由が・・」
『まぁ、だいたいは分かった。今、魔女と言われてるのは渡音のお母さんだろう』
「あぁ、そうだ。君はそんなに頭良くなくて良かったよ」
『こちとら頭だけは言いとしか言われてないからな』
すると、司会者は「えぇ、本日のゲスト三連菊のメンバー知念光君です。」
「どうも、三連菊の知念と申します。」
と知念が挨拶をする。
『知念。アイツ何やってるんだ。』
華は驚きを隠せない。
「なんだ。アイツ華の知り合いか?」
白杖はそう言う。
『あぁ、そうだ。ウラの所属している三連菊の傲慢の役割になっている』
「なんかすごい中二病的組織だな。」
『まぁ、ウラもそういう目的で入ったけど最近は政府やら政治団体に媚びて来て。最近は飽き飽きしてるよ。』
「なるほどな。」
一方知念たちは
「どうも、伊阿彌さん。初めまして」
「こちらこそ初めまして」
「では、早速本題に入りましょう。私も思うんですよ。この病気で将来の少子高齢化が進み病で死ぬ人がたくさん出て来ます。だから!!皆さん魔女を倒しましょう。そうすれば、この病は無くなり平和になります。さぁ、今すぐにでも魔女を!!」
会場中の皆が拍手喝采する。
華はため息をし『あいつら、何を言っているんだ。本当におかしいよ。そして何より許せないのが渡音を泣き崩らせた事だ。』
「魔女は私たちを笑いながら国立山の小さなコテージに住んでいる。」
「「「「殺せ!!」」」
「そんな魔女何なんて殺せ!」
「殺しに行きましょう。これは最後の魔女狩りだ」
ステージ上は魔女を殺すと言うムードになっていた。
私は何も考えられなくなった。
お母さんが人殺しの魔女じゃない。魔女じゃない。
『なぁ、渡音行くぞ!』
華はそう言った。
私は涙を堪えながら「どこに?」と聞く
『そりゃ、もちろん渡音のお母さんの所に!』
「でも、うちのお母さんは人殺しの魔女なんだよ。」
『あんな奴らの言葉なんて根拠なんてない権力を使って適当なこと言ってるだけだ!』
私は華の言葉でハッとした。
「そうだね。お母さんを救う!!」
こうして、私たちは国立山のコテージに向かった。
「ねぇ、こんな所にお母さん本当にいるの?」
『いや、あいつ等が言っていたから多分ここにいるんじゃないのか?』
「まぁ、そうか」
私たちはあいつ等よりも早くコテージを見つけないと・・
すると、華が『あった』と言いコテージを見つけた。
「ねぇ本当にここなの?」
『分からないが多分ここだろう』
私は緊張していた。
初めてお母さんに会うんだから
でも、怖くて玄関のドアを叩けなかった。
『大丈夫か?渡音?』
「ちょっと怖くて・・」
『大丈夫君のお母さんはきっと君だと分かってくれるよ。だから、そんな心配するなよ。まぁ、怖かったら私も一緒に玄関トントンするからさ。』
華の言葉は私に覚悟を与えた。
「ありがとう。でも、大丈夫。私がやるから・・」
私は玄関をトントンした。
「はい。どちら様でしょう?」と黒髪の女性が現れた。
「お母さん・・」
私は小さな声でそう言った。
それが相手にも聞こえてたのか相手も「えっ!?」と驚く
「初めましてだね。お母さん」
私は泣きそうになったが必死に我慢した。
「渡音・・渡音なの・・・」
お母さんはもう泣きそうだ。
「そ・・そうだよ。お母さん」
もう私は泣いてしまった。もう、大泣き
「渡音!!」
「お母さん!!」
私たちは抱き合った。
「どうして、ここまで?」
「もう、お母さんが迎えに来るって手紙見つけてもう、私から迎えに行こうって」
「すごいね。成長したね。」
そんな親子トークをしていると
『あの~すいません。親子トークに花を咲かせるのはいいんだけど。急いで逃げましょう。』
「どういう事ですか?あとあなたは?」
とお母さんは聞いてくる。
「あっ、そうだった。お母さん急いで逃げるよ!」
「どうして?」
「命を狙われてるから。お母さん魔女にされて殺される。」
「ん?どういう事?」
私たちは一から説明をした。
「なるほど。そういう事ね。」
お母さんは納得したように言った。
「ねぇ、お母さんって人殺しの魔女なの?」
「ん?違う違うそうじゃないわ。多分あれだろうね。」
「『あれ?』」
「あ~分からないわよね。付いてきて」
私たちはお母さんについてコテージに入った。
コテージにはベッドがあり顔に痣がついてる若い人がいた。
「これは、どういう事お母さん?」
私はお母さんに聞く
「あぁ、これは黒梅病の患者よ。」
「どうして、こんなにいるの?」
「それは、まぁ見ればわかるわ」
そう言いお母さんは白衣を着て棚から瓶を出す。
そして、お母さんは薬を出し女の人に薬を飲ませた。
すると、薬を飲まれた。
女の人は黒い痣は無くなってきた。
『無くなってる。』
華は驚いた。
「そう、完治した。この薬は黒梅病を治す薬。まぁまだ厚労省には審査中だけどまぁ、イールド校からは安全と確認されてるから大丈夫と思うけど」
『なるほど。そういう事ですか。』
華は何かを悟ったように言った。
「どういう事」と私が聞くと
『まぁ、だから本当は病気を治してる内にいろんな噂で何やかんやで魔女になり病気を蔓延してる元凶として見られたんだろうな。』
「なるほど。お母さん急いで逃げよう。お母さんを勘違いしてる人がお母さんを殺そうとしてる。早く逃げよう。」
と私は言ったがお母さんは
「いや、ここにいる。この人たちに薬を飲ませるまでここにいるわ」
「そんな。お母さん!逃げようよ。ねぇ、華?」
と私は華に聞いた。
『分かりました。ウラも手伝います。あと、二十人くらいですね。』
「えっ!?華手伝うの?」
『あっ、見捨てることはできない。渡音、汝は耳とかで見張りしてくれ。急いで終わらせる』
「うん、分かった」
そんなこんなで黒梅病の患者に薬を飲ませた。
「よし、全員に服薬が完了したわ。急いで荷物まとめてくる」
とお母さんは奥に行ってしまった。
『渡音?誰も着てないか?』
「うん、いま・・・」
『どうした?』
「正面から足音が聞こえる。それも何人も!!」
私は内心パニックになった。
『マズいな。』
「準備できたわ」とお母さんの声
私たちは急いでコテージを出ただがもう遅かった。
若い男性、伊阿彌、知念に囲まれた。
「あれ、暴食の華じゃん。どうして?いるの?というかなんで魔女といるの?」
知念は華に聞く
『はぁ、知念。これは勘違いだ!この人は魔女じゃない』
「なるほど君の言いたい事は分かった。だがしかし、疑わしきものは悪だ!!その女は殺さないといけない」
『はぁ、やっぱりお前らとは合わないな。ウラはお前らが魔女と言う女とその子どもの渡音を守る。死ぬ気で』
「あっ、そう。じゃあ、こちらも本気で行く!行け!!あいつ等が魔女とその仲間、子供だ。狩れ!!」
知念がそう言うと男たちは私たち向かって襲ってきた。
『渡音。お前のお母さんを連れて逃げろ!!』
「はぁ、逃げれるわけないでしょう。あんたどうするの?」
『ウラはこいつ等を倒してまた、来る!!絶対!ウラは約束守るから』
私は苦渋な決断をしてお母さんと一緒に逃げた。
「あっ、魔女たちが逃げたぞ!!追いかけろ」
知念はそう言い男たちは走るが…
『まて、ここから先はウラが相手だ!!先に行きやがったら!ウラを倒せ!!!』
「チィ、華。どうしてそんな事を・・・」
『華?誰だ。それ?ウラの名は知性を使い永久不滅になる花の神アロルフラート様だぞ!!神を侮辱したからお前ら全員死刑な』
「本当、華は笑いもんだぜ。いいぜ。神の裁き見せてやろうじゃないか!!」
その頃、渡音たちは
「華、ハッ、華」
ずっと華に感謝を伝えてた。
どうして、あんなにおかしい奴なのに私たち仲間を思うのまだ、私たち今日出会ったばっかりじゃん。なのになんでここまでしてくれるの?
私は涙を堪えていたがとうとう目から海水が出てきた。
「どうしたの?渡音」
お母さんは私に尋ねる。
「いや、大丈夫。でも、これでもし・・華が来なかったら・・私は・・私は・・」
すると、お母さんは私を抱き寄せ
「行きなさい。華ちゃんの所に・・」
「えっ、でもお母さんが・・・」
「いいのよ。私なんていいから。華ちゃんを助けていきなさい。友達は家族よりもずっといる家族みたいなもんじゃない」
私はお母さんの言葉で華を助けることにした。
「お母さん、絶対戻ってくるから。行ってき・・」
そんな事を言おうとした時だった。
「ハハハハ、面白いな。魔女とその子供が家族ごっこなんて何て醜い」
「あんた、国会議員の権蛇伊阿彌!!」
「えぇ、そうとも伊阿彌です。」
「どうしてここに」
「いや、それはで・・ギャーーーーーーーー!イアヤーーーーー」
ん?何があったかと思うと伊阿彌の背中の上で立つ自我を持つ白杖が・・
「渡音!こんな所にいたのか!」
という白杖
「白杖!」
「ハックンだわ。名前ぐらい覚えろ!!まぁ、いいや。それより何があった」
「いや、それより退けろ!人踏んでる」
「あっ、わりーで何があったんだ。」
「実はあそこで華があっちで戦闘していて」
「あの娘が・・」
「うん、でもちょうど良かった。手伝ってくれない?」
「あぁ、いいよ。で、何をする気だ」
「これをするよ。」
私は白杖をやり投げの要領で投げた。
「高速回転焔投げ」
「ギャーーーーーーーー!!!!」
高速回転が掛り白杖は光速を超える。
そして、見事敵陣にクリティカルヒットした。
『ハァハァ、』
「どうして、折れないお前は」
『粘り強いってずっと言われてるからな』
「なるほどそういう事かでもこれで終わりだ。最後に聞いたいことはあるか?」
『あぁ、伊阿彌の娘って海だよな。』
「まぁ、そうだな。どうして、そんな事を聞く」
『ただの私の勘だ。』
「本当におかしい奴だ。君達こいつを殺せ!」
知念は後ろを振り向きコテージに入ろうとする。
すると、「「「ぎゃーーーー!!!」」」と男の声と機械の声
知念はもう一回振り返ると一部の男を残しほとんどの男が倒れていた。
「な、なにがあったんだ!!」
知念は驚きを隠せなかった。
華も何だろうと思い振り向くと
「華、助けに来たよ。」
『渡音。どうしてここに』
「華を助けにね。」
『どうして?というかお母さんは?』
「いま、待ってもらってる。チャチャとこの男たちを倒そう。」
『そういう事ね。じゃあ、暴れ回ろう!!』
華は覚醒した。華は気絶刀を駆使していろんな相手を倒していった。
『切省折衝』
「「「「ぎゃーーーー!!!」」」」
『風船死』
「「「ぎゃーーーー!!!」」」
こうして、残り知念一人になった。
「くそ、なんでこんな変な技で!なんで倒れる!!おかしいだろう」
『ふ、それがお前の最期お言葉だな。じゃあな、知念!!』
『光入聴動』
知念は気絶した。
『ギャーーーーーハハハハハ。ウラの勝利じゃ』
「華、やったね。」
私たちはハイタッチした。
その時、「ギャハハハハ。これはビックリしましたよ。まさか、知念君がやられるなんて」
伊阿彌の声がした。
私たちは後ろを振り向く
そこには、銃を持った伊阿彌と渡音のお母さんがいた。
『おい、今すぐ渡音のお母さんを離せ!!』
「イアヤーーーーー、さぁ、命乞いをしろ!」
と伊阿彌は言うがその時豪速球の砲丸が飛んできた。
伊阿彌は「イアヤーーーーー!!」と叫び渡音のお母さんを離した。
華は『今がチャンスだ!渡音。最後決めるぞ!』
「おう!!」
私は白杖を持ち伊阿彌に向かう
『なぁ、伊阿彌。私の友達を泣かせたことは許さん!!』
「私の私のお母さんを魔女呼ばわりして殺そうとしたのは許さない!!」
「イアヤーーーーー、イアヤーーーーー」
「へぇ~そんなので逃げれると思うなよ!!」
『悔いろ!一生一生で償え!!』
「『花王歌鼓草の舞空型華結晶』」
私は白杖を伊阿彌のお腹に突き刺しの華も同様に気絶刀を伊阿彌の腹に突き刺した。
「イアヤーーーーー!!!」
伊阿彌の断末魔はあっけなく終わった。
こうして、お母さんをどうにか救えた。
「ありがとう華。」
私は華に感謝した。
『いやいや、こちらこそだよ。危うく死ぬところを助けてくれてありがとうな。で、次はお前どこに行くんだ。お母さんも見つかって故郷に帰るのか?』
「いや、お母さんとどこか旅しようと思っている。」
『ふ~んそうなんだ。』
「なんか軽くない?」
『いや、興味なくて・・』
「ふ、本当変な奴!!じゃあな。」
『じゃあね。』
「あっ、でもこれだけ言いたい。」
『何?』
「いろんな友達作れよ。お前変な事して引かれたら困るからな。まず、凪ちゃんと仲良くしたらなんかいい雰囲気だし」
『はぁ~しょうがないな。分かったよ。』
「あと、それとウラとかアロルフラートとかはあんまりしない方が良いよ。それを出すときはみんながピンチな時に出せ。そうすればみんなカッコいいって言うからな。」
『分かったよ。今日で中二病は一時休止するよ。』
「なら、良かった。じゃあ、本当にバイバイ」
「じゃあね。渡音」
「ねぇ、本当に良かったの?友達とかいっぱい作らなくて華ちゃんとかいたのに何で離れるの?」
お母さんはそう言ってきたが私は
「私の中にはいろんな出会いとか別れが鮮明に記憶してある。だけど!お母さんの思い出はまだないだから次はお母さんとの思い出を作りたい!!」
お母さんは納得したように
「分かった。そうだ。渡音の旅の話聞きたいな?」
「えっ、いいよ!」
「だけど、その前にお母さんお腹減ったな」
お母さんはお腹に手を当てる
「あっ、牛丼無料券あるよ。二枚。早速行こう。そこで、私の旅の思い出話聞かせてあげる!!」
「えっ、楽しみだな。」
なにから話そういろんな思い出がたくさんあって選べないよ。
まぁ、牛丼屋さんに着いたら考えよう。
渡音の旅はまだまだ序盤。果たして彼女はどんな旅を綴っていくのでしょう。
まぁ、それは別の機会に・・・・
鼓の舞 終
読んでくれてありがとうございました。もし面白いと思ったら☆を一つでもいいです。(原作者が大喜びします)あと、ぜひご感想もしてください。
例としては(例:シンプルに物語が面白くない)等をお待ちしてをります。
そして、誤字脱字があれば即座に報告をお願いします!!!
「青い紬」も良ければ読んでください。一年後の華やジウ、橘の活躍を描いてます。
ジウに関しては短編「ヘメロカリス」の主人公として出ています。
「ヘメロカリス」も是非お読みください。