日常の始まり
朝日に照らされて目を覚ます。
俺の名前は「佐希月 賢賀」イケメンではないが彼女がいて同棲している。
彼女の名前は「小美野 紗希」大学生の時に付き合い始めて、かれこれ2年くらいになる。
俺はちょっとしたことがあってお金は余りあるほどあるので一軒家で同棲している。
「...うぅん...」
どうやら目が覚めたようだ。
「え?...ここは?...それにあなた誰!?」
「俺は君の彼氏の...」
「彼氏!?嘘つかないで!私に彼氏なんて...」
「ちょっとー起きたんなら朝食用意してー」
と下から声が聞こえてきた。
「この声お姉ちゃん!助けてー!」
そう言うと駆け足で紗希は下に降りて行った。
(そっか...もうそんな時期なのか...)
「だから私はこんな人...」
どうやら紗希がお姉さんに必死に訴えてるとこらしい
お姉さんの名前は「小美野 璃沙」
月に一度泊まりに来るのだ...まあいい人なので了解してるが。
「まだ寝ぼけてんの?ずっと会いたいって言ってた賢賀だぞ?」
「ほれこいつだよ」
「え...ほんとに賢賀なの...?」
「おう正真正銘の賢賀だぞ~?」
「う...そ...」
「うぅぅ...ずっと会いたかったよぉ...」
「俺もだ...紗希」
(何回目かな...)
少し訂正しておくと紗希とは幼馴染だ。
大学生の時に旅行先で偶然再会してずっと好きだった想いを告白しOKをもらったので、そこから付き合い始めた形だ。
「ところで感動の場面で悪いんだけどお腹減ったから何か作ってよ~」
「もう!お姉ちゃんは空気が読めないんだから!」
「そういえば俺も腹減ったから何か作ってくんね?」
「賢賀まで!?...しょうがないな~」
「紗希...あたしの時と変わりすぎじゃない?」
「気のせいだよ!えへへぇ」
そういうと紗希は慣れた手つきで料理を始めた。