プロローグ
みなさん初めてまして月代とうふと言います
ちょっとした思いつきでこれを書くことになったんだけど、とりあえず自分の性癖全力ブッパでやっていくのだがあえて言わせてもらおう、ロリコンではないと!
角生えた女の子が好きであって幼女は二の次だ。…多分…
あと竜胆尊様最高!
[いつもの朝?]
勇者と竜王の戦いから200年過ぎた魔界の春、桜がちらほらと咲き出す季節の竜魔王城の朝6時、気温がほどよく寒く、寝ぼけながらもぬくぬくした布団の中で竜王である俺はぞもぞと動く
「ううん…、もう朝かぁ…」
もうなんか布団から出れない、自身の部屋の布団の中がぬくぬくと居心地がいい感じでゴロゴロしてるだけでも幸せだ
(あーめっちゃ好き、布団にいるだけで幸せ~♪)
毛布と掛け布団のほどよい重さと温もり、柔らかさが布団から出るという意思そのものを消す…
「よし…もういっちょ寝るか」
そう思い、もどもぞと布団の中で二度寝しようとしたが…
ズドム!
何かに踏みつられた。いや…心当たりはあるのだが…
のそのそと布団から角の生えた顔を出して踏みつけた人を見る、そこには銀髪で頭に角が2本生えた小学生ぐらいにしか見えない小さな鬼娘がいた。
「なんだ…皇か…」
「なんだとはなんじゃ!早よう起きぬか!貴様それでもこの魔界を統べる竜王か!?」
ゲシゲシと皇からの追撃(踏みつけ)が布団の上から俺を襲う
「勘弁してくれ…まだ眠いんだからもう少し寝かせてよ…」
「ならぬ!貴様もう朝の6時じゃぞ!?配下が朝食の準備をせっせとやっとるのに無駄にするつもりか!」
「あと5分…」
「学生か!ええい起きろ起きろ起きろ!」
「いだだだいだだだ…やめてやめてって………お?…ん?…ふぅーん?今日は…黒か…へぇー?」
「ん?なんじゃ?どこを見て…………な!?」
皇は俺の視線と言わんとすることを理解し、即座に踏みつけていた足を退けて隠し、顔を真っ赤にプルプルと怒った顔を向けてくる、あんまりいじるとボコボコにされるのでここいらでやめとくか…
「わかったわかった起きるからちょっと待て…」
もぞもぞと布団の中で動く
「くっ!…まったく最初から早よう起きればよいものを…ぬわ!?」
皇は宙にプラーンと浮いていた、まあ俺が長い尻尾で皇を巻き付けて持ち上げてるだけなんだけど…やっぱ軽いなあ…ちゃんとご飯食ってるのにな?女の子って不思議だな?
「あっ!離せ!」
ジタバタと皇は暴れるが、お構い無しに俺はそのまま皇を布団の中へ連れ込む
「な、何をする気じゃ!?」
顔を真っ赤にする皇を抱きしめる
「やっぱ一緒に寝よう、明日の朝まで…んじゃおやすみ~」
「貴様、それでまた明日の朝まで寝るとか言うんじゃなかろうの?」
「zzz…」
「………」
次の瞬間…
ブスリ(刺さる音)
「いっ…てぇぇぇぇぇ!?」
いきなりの激痛に俺は布団から飛び起きる
よく見ると胸元に二つの傷口、血は…ちょっぴり出てるぞ?!?!、かなり痛かった。
「ようやっと布団から出よったか、さあ身支度整えて朝食にいくぞ」
この鬼娘ミレア、自分の角で俺を刺しやがったな?床の上でプルプルと痛みに震えながら思った。
「スーニャよ、すまぬが布団を片付けよ、あと妾がこやつを風呂に連行する故、着替えも頼む」
部屋の扉が開き、下半身が蛇…いわゆるラミア族の侍女が二人、部屋に入ってきた。
「皇ちゃん、まだ湯を沸かしてないんだけど…」
「構わぬ、水風呂でもいい」
「え?それ俺風邪引くくね?」
「回復魔法使えばなんとでもなる」
鬼畜かこいつは?鬼軍曹の如く涙も慈悲もない…“鬼”だけにな!
「…なんか言ったかの?」
「別に?」
「ではここを頼むぞ」
ガシッと俺の首根っこを鷲掴みし、ずるずると持ち前の筋力で風呂へ俺を連行する皇
ちなみにミレア達はその光景に少し引いていた。
(ああ~また二度寝してゴロゴロしながら生活するという夢の毎日が壊れていく…)
まあこんなことになったのは俺が気まぐれでお節介焼いたのが原因なんだけどな!
魔界の春はいつも通り平和?です
お読みいただきありがとうございます、近いうちに続きは書いていくので長い目で見守っていただければと、あともしよければ評価の方もしていただければ嬉しいです