無難は一番危険なんです!
知らない人間だ。
知らない人間が沢山いる。
…貴方達は食べていい人間?
いや、冗談です。
ってかこれドユコト? え、まって転生だよね。通り魔から女子高生庇って死亡とかバリバリの転生フラグだよね。
なんで集団転移みたいになってるの? なんでほぼ全員がスーツか制服着てるの!?
ふと手元を見ると、あらビックリ、幽霊チックな半透明でした。
よく見ると周りの人達も若干透けている。一部の人はもうそれに気づいていたのか、誰もいない方向を向いて体育座りしたり、全てを諦めたかのように床に大の字になって寝転んだりしている。
「あー、あー、テステス」
突然、アニメの声優のような幼げな声が聞こえてきた。
その声が聞こえてきた方を見ると、浴衣を着た黒髪美少女が宙に浮いていた。手にはガラス玉のような水風船を持っており、中には地球のような模様の丸い玉が入っている。
「聞こえておるかのー?」
そういって、美少女はクスッと笑った。
「えっと……誰ですか〜!?」
近くにいたグループの一人が困惑の色をみせながら叫ぶ。
その問いに、浮いていた美少女が答える。
「妾は地球担当の守護神、ナーシャなのじゃ。
隣の世界の神からちょっと魂を貸してくれ、と言われたので呼び出したのじゃ。あ、既に人が住んでいる世界じゃから、空気とか水とかは大丈夫じゃぞ?
いってらっしゃい、なのじゃ!」
守護神ナーシャが語り終えた途端、青白いワームホールが開き、
って、ちょっと待った!
止まれ残念女神!
このまま移動したら生活できねぇ! てか最悪死ぬ!
そう思い、守護神ナーシャに声をかける。
「うぬ?
なんなのじゃ?」
あ、ワームホール閉じた。とりあえず神様に一言。
このままだと行った直後に昇天とかなりかねないよ!
なんか生活出来そうな力下さい!
「「「そうだそうだ!」」」
傍観していた人たちからも同意の声が上がる。やっぱ転生といえば転生特典だよね〜。
まあ、取り敢えず
「わかったのじゃ。
2世紀程先のばーちゃるげーむ? とかいうの中で使われておる機能の一部と、最初に宣言した生き物になれる力を上げるのじゃ!
あとの方はこの場で一回しか使えないから、ちゃんと考えて使うのじゃぞ!」
「「「おおっ!」」」
「じゃあ、決めた人から順に、いってらっしゃいなのじゃ!」
ということで、SFっぽい力がもらえることに決まった。機能の一部ってのは、多分メニュー画面的なものとかフレンド機能とか。それと、それに付随するレベルとかスキルとかだろうから、あとの方は大雑把だけど、多分キャラクリ的なものだと思う。
「ドラゴン!」
「剣士!」
「魔法使い!」
「王様!」
中学生くらいを中心に、続々と宣言されてゆく。
んー、ポテンシャルにそれ程の格差は出ないと思うし、無難に男とでも言っておく? いや、男だと年齢層が固定されないし、成長の余地が存在する、男の子、少年の方がいい?
あー、面倒! 男の子でいいよね!
と言うわけで、
男の子!