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桜田波美里亜シリーズ

また就職できた(二百文字小説)

作者: りったんばっこん

 桜田さくらだ波美里亜はみりあはようやく次の仕事に就けた。


 今度は焼き肉店の従業員だ。


 最初は厨房に入ろうと思ったのだが、前回の失敗を振り返り、接客を希望し、それが通った。


 波見里亜は美形なのだ。


 それが幸いしたのか、彼女目当ての男性客が増え、店の売上げに大いに貢献した。


 波美里亜は褒められて嬉しくなり張り切った。


「お待たせ致しました」


 熱々の石焼ビビンバの石鍋を素手で運び、お客を凍りつかせてしまった。

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