髮櫻 天使+告白+男子=玉砕
書きたいが為に描いた作品です。
学校の校舎は橙色に染まるような放課後。
中庭には一組の男女が立っている。
男はイケメンの部類に入るであろう顔をしていて、髪は黒色、瞳は緑色をしている。
女の方は、紛れも無く美少女で、髪は黒みがかった銀髪で、瞳は金色をしている。
男は顔を真っ赤にしているのに対し、女は微笑を浮かべるだけであった。
「髮櫻 天使さん!俺と!付き合って下さい!!」
男は顔を下げる。彼女はそれを見て、微笑を浮かべながら口を開く。
「ごめんなさい。付き合う事は出来ません。」
「えっ?」
男は唖然とした顔で彼女を見る。余程自分に自身があったのか。瞬時に納得いかなさそうな顔をした。
「どうして!?どうして俺じゃ駄目何ですか!?」
「理由は…、私は貴方に興味が無いからです。」
彼女は男にそう告げると、帰って行った。男は呆然と彼女の後ろ姿を見るしかなかった。
髮櫻 天使はこの学校、白境学園の生徒である。
彼女は白境学園では微笑の天使と呼ばれており、ファンクラブが出来る程の美少女であるが、彼女には女として決定的な欠点がある。
それは彼女は前世の記憶があり、前世が男だったが為に、彼女はレズビアンになってしまったという事である。
そしてこの世界が前世でやっていたゲームに保々同じで、彼女は美少女役だった。
これは微笑の天使と呼ばれている彼女が、頑張って?彼女を作ろうとする御話、かも知れない。
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