表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
獣化の剣  作者: 吉岡
10/16

4章 冒険者協会(前)

 

 早朝、アバックの村に神が降臨した。


「神がいらっしゃった。神がいらっしゃったぞー」


 薄暗い中、男たちはかがり火を持って、走り回って村中に叫びかける。

 百年に一度の大ひでりの年には、毎回アバックに多数の金翅雀が渡って来る。神々は去る時、大雨と共に山に恵みを残していくのだ。


 しかし金翅雀が多く渡ってくる年には、アバックの村の中に神が迷い込むこともある。神は人の営みになど無関心に、猛々しく暴れまわる。アバックの狩人たちは神に力を振るうことは出来ないが、知恵と敬意を持って神にご退場いただくことは可能だ。


「神がいらっしゃったぞー。下戸縄を持て」


 下戸縄は、神に捧げる神聖な縄だ。

 棘の付いた蔓をアバックの女たちが、呪文を唱えながら編み上げる。太くて強靭な、アバックの狩人の秘技だ。作るのに大変な手間と時間がかかるが、これさえあれば美しい毛皮の虎を傷付けずに捕らえることができ、敬うべき金翅雀にも無礼をせずに退場していただくことが出来る。


「構えろ。行くぞ、行くぞ、行くぞ」


 叫びながらちゃぷん、ちゃぷんと縄を湿らせる。左右を見回し、拍子をとりながら、金翅雀を囲んだ男たちはいっせいに、縄を投げ付けた。


「行くぞ! おーうっ」


 柔らかく湿った下戸縄は、ぺたりと神にまとわり付いた。


 グエッ。ギャワッ。


 絡まる縄から逃げようと暴れる金翅雀に、村の勇者である男たちが深々と頭を下げる。最近取れた上等な獲物の肉を、恐る恐る差し出して、神に供えた。

 捕らえられた神の周りでは、村内の勇猛な男たちが集まり、恭しく頭を下げていた。



 グエー。



 金翅雀が凶暴な鳴き声をあげて、男たちははっと顔を上げた。その鳴き声は、彼らが捕らえた金翅雀から聞こえてくるのではなかった。


「神がまたいらっしゃった」


「どういうことだ。一晩に二度も」


 男たちがもう一度神を捕らえるべきか悩んでいると、見張りの村人が血相を変えて駆け寄ってきた。


「神は、神は、お一方ではいらっしゃらない」


 男たちは立ち上がった。


「どういうことだ。お二方か?」


 駆けて来た村人は、息を切らせながら首を振った。


「分からんが、もっとだ」


 甲高い鳴き声が、またどこかで長く響いて、そこで金翅雀を囲んでいた男たちは、各々の得意とする武器を手に取った。


「女たちを逃がすのじゃ。山の峰側の貯蔵所に、水に浸かると駄目になるものを中心に運び出せ。我らはそのための時を稼ぐのじゃ」


 村で最も物を知っている、老いた男が命じた。


「何が起こっているんだ」


「分からん。神は我らに何かをお怒りなのやもしれん。しかし反対に、何かの前兆を我らにお伝え下さっているやもしれんのじゃ」


 男たちは悩みながらも、順当な判断であると従うことになったが、そこで若者たちのリーダー格に当たるピナカが進み出た。


「じじいよ。俺は山を降りる。昨夜逃がした魔術師が、神のお怒りをかったかもしれんからだ。俺はあの愚かな背神者どもの死体を探し出し、神に捧げることとする」


 ピナカは言いながら、自分の得物の弓矢の点検に、細かく目を走らせる。


「危険だぞ。そなた奴らに『皮』を投げたのだろう。まだ近くに神が居られるやもしれん」


「危険だから、俺が行く。奴らを逃がしたのは、そもそも俺の失態だ」


 老人は目を細め、ピナカの肩を叩いて、許可を出した。


「そうか、ならば行け。勇猛であれ」


「ああ。あなた方も、勇猛であれ」


 ピナカは頷いて、老人の肩を叩いた。







 流住湖の南側のほとりに、コペンという町がある。コペンはこの辺りの地域では大きな方の町で、ダクシャナ平原とアバック山地の間での交易が盛んだ。二人が町に着いた頃、山のふもとのせいで昼間が短いコペンもすっかり明るくなり、朝の市場が大いに賑わっている時刻だった。しかし金銭の所有を許されない魔術師たちは、手も足も出せない宝の山からできるだけ目を逸らして歩いた。


 イシャーナはこの町に何度か来たことがあるのだろう、迷う様子も見せず寺院に向かって歩いていたが、寺院が見えてきた頃、ついっと裏通りに入って立ち止まった。


「ニルティ。今回のこと、寺院の人間に詳しく説明して、寮に早馬を出すように言ってくれ。ここは大きな寺だから、魔術師も何人か居るだろうし」


 ニルティは唐突な話に困惑した。そんなことは、全てイシャーナがやるものだと勝手に思い込んでいたのだ。


「あたし、口下手やねんけど」


「どの口が言うんだい」


 イシャーナは言った。


「あなたが言うたらいいやん」


「僕はもう一度アバックへ行くよ」


「はあ? どの口がそんなこと言うねん」


 ニルティの声が一気に低くなった。表情は変わらないが、声に凄みがある。しかしイシャーナだってひるんではいられない。


「君は、魔術寮にこのことを報告してくれ。僕は先に一人で動いて、あの綱の解き方を調べたい」


「そんなの、魔術寮の連中か寺の坊主にやらせたらいいんですよ。あなた昨日、殺されそうになったところですよ」


「アバック山地には小さな村がたくさんあるんだ。昨日の村には行かないよ」


 ニルティは溜息を吐いて、赤茶の頭を掻き上げた。


「分かりました。それじゃあ、そこの寺院に報告してから二人で行きましょう」


「寮はそんな勝手な行動許さないよ」


「じゃあ、報告してからこっそり抜け出します?」


「任務の評価が下がるよ」


 ニルティは呆れたように目を細めた。


「結局、あたしを連れて行きたくないんでしょう。自分でも危ないと分かってるんでしょう。……そんなに寮には任せられないことなんですか?」


 ニルティはこれが始めての仕事だから、任務や討伐に関する魔術寮のやり方をよく知らない。イシャーナは少し難しげな顔をした。


「ひでりや、大勢の人の命に関わることだからね。

 この規模の出来事になるともう、寮じゃなくて政治の範囲だ。単純に言うとね、動きが遅いんだよ。小回りが利かなくなるんだ。これ以上遅くなったら、ひでりが来年の作物の出来にも関わってくるよ。それじゃあ、遅いんだ」


「一人でどうする気ですか。イシャーナ一人で、人間相手に何が出来るんですか」


 彼女は淡々とした口調でイシャーナの痛いところを突いた。彼はぐっと詰まって一度口を閉じたが、また開いた。


「何も出来ないかもしれないけど、これは、僕の仕事なんだよ。多くの人の命が懸かってる。できることだけでも、やりたいんだ」


「僕の仕事? 魔術寮全体の仕事ですよ。あなた一人の役目じゃない」


 イシャーナは首を振った。


「僕の仕事だ」


 それが彼の、人生だ。

 仕事であり運命であり、性格だった。彼にとって、ここが引けないところなのだ。

 そのあたりは、ニルティにだってもう分かった。


「それは良いですけど、あたしを置いていくことは許しませんから」


 イシャーナは困ったように眉を歪めた。



 ふと風向きが変わって、ニルティは剣を握った。掌がとくんと鳴って、彼女は剣に目を落とした。


「……においます」


「何か言った?」


 ニルティはとくとくと掌が脈を打つのを感じていた。いや、掌が脈打っているのではない。剣が、自力で鼓動を鳴らしているのだった。

 この、本能に直接訴えかける、甘い甘い香り。


「甘いにおいがするんです。これってさっきの」


 イシャーナは軽く、そっとニルティの肩に触れた。彼女がイシャーナを見ると、彼はほっとしたように微笑んだ。


「においのするものって、昨日から嫌な予感しかしないよね」


 ニルティは集中するように鼻を上へ向けた。イシャーナには気の毒なことだが、その嫌な予感は多分大当たりだ。


 ドクン、ドクン。


 どうもニルティは、このにおいが何なのか、気付きかけているような気がするのだ。知らない香りだが、本能が教えている。

 この、獣化の剣が。


「いくで、イシャーナ。金翅雀が、来る」


 左手で彼の腕を引き、においの元を探す。寺院からは遠ざかったが、別にもう寺院はいいだろう。


 表通りに出れば、すぐに分かった。

 人ごみに紛れてにおいは分かりにくかったが、既に騒ぎが人の口に上り始めていた。イシャーナを引っ張りながら、人ごみを掻き分ける。


 グエーッ。


「金翅雀が!」


 既に町まで下りて来ている。イシャーナは顔色を変えた。

 通りは、好奇心で騒ぎの方へ向かう野次馬と、魔物から逃げようとする人々の流れが交じり合い、騒然としていた。


「イシャーナ! 先行きます」


 この状況で手を繋いで走るのはやり辛い。もう騒ぎの中心が見えているのだから、逸れても構わないだろうと、ニルティは手を離して人々の隙間を駆け抜けた。


「あ、こら、ニルティ」


 イシャーナの叫び声が聞こえたが、右手の剣が、熱い。


 ドクン。


 ニルティは合形から見えないところで、剣から引き剥がした手を軽く振った。心の中で、危ない危ない、と思う。

 どうもおかしい、と彼女は思った。どうも可笑しいのは確かであるようだ。しかしまだ彼女は、剣についての合形の警告を信じきってはいない。彼が危ない危ないと叫ぶから、変な暗示にかかっているのでは無いだろうか。


 いいや違う、これは言い訳だ。

 彼女は一人心の中で反省した。彼女が妙になっているのは事実だ。イシャーナの言うとおり、剣によって。

 しかしまた、決してそれだけのせいでもない。


 彼女を駆り立てるのは、この香り。


 ニルティは静かに瞳を光らせた。赤と金色の、派手で悪趣味な毛色が見えた。


 グエーッ。キュゥー。

 金翅雀は体を揺すって暴れまわっていた。

 人が食い殺されている様子は見えない。もしそうだったら、この辺りの人はもっと逃げて少なくなっているだろう。近くでは、逃げたいが店を残して逃げられず、じりじり様子を伺っている商人たちが居る。


 ならば金翅雀は何をしているのかと言えば、一軒の店を激しく踏みにじっているのだった。

 薬売りか香辛料屋台か、売り物が周り中に飛び散って、強烈なにおいを発していた。そのにおいに巻かれて、更に妖鳥は狂乱しているのだった。


 ニルティは声を上げずに駆け寄って、斬った。

 ズパン。


 ギィッ、ギュゥ。


 鳥の首もとの羽毛と分厚い皮は断ったが、致命傷ではなかった。周囲に血と赤い羽根が飛び散った。


 鳥は力強くステップを踏み、力強い翼でニルティをぶっ叩いた。ニルティは凪いだ表情で、向かってくる翼に剣を差し出した。吹き飛ばされないように、足を踏ん張る。

 剣は、金翅雀の分厚い翼に突き刺さり、貫通した。


「あほか。うおらぁっ」


 翼から剣を引き抜いて、巨体に弾き飛ばされないうちに距離を取る。



 ん?


 金翅雀に踏み殺されそうになるのを、転がりながら避けつつ考える。魔物が、昨日よりも弱く感じる。と言うよりも、ニルティが昨夜よりも強くなっているように感じるのだ。

 昨夜の一度の実戦が彼女を成長させた。そんなこともあるかもしれないが、そんな話ではなく。


 ニルティは起き上がり、更に彼女を踏もうとする鳥の太股を斬りつけた。ビシュッ。返り血が彼女の顔を濡らす。


 剣が、斬れるのだ。


 安物の、騎士団に頼み込んで譲ってもらった彼女の所有する剣。昨夜は、渾身の力での突きくらいしか魔物を傷付けられなかったと言うのに、今は固くて厚い身を確かに切り裂ける。


 これが、獣化の剣。ニルティは垂直に跳び上がった。


「らぁあっ」


 理性が獣の本能に引きずられそうになるのを感じた。これは、ニルティの感情ではない。だが。

 いいだろう。


 ドクン、ドクン。剣が別の生き物のように脈打ち、しかしニルティの心を侵食していく。

 よしよし分かった。殺してやるよ。おまえらの願いはあたしが叶えてやる。

 殺してやるよ。


 龍を、あたしが。


 剣がまた、一匹の獣を喰らって肥え太る。ニルティは喰われたりしない。主人は、剣の持ち主は、彼女だ。

 その魔鳥の金の瞳に。ニルティは、剣を差し込んだ。

 頭蓋骨まで貫いて、剣を横に薙ぐ。


 グエーッ。金翅雀は断末魔の声を上げて、ばったりと倒れた。




「下がってくれ。魔術寮だ。魔物の死体に触れないでくれ、血もだ。呪いにかかるよ」


 ニルティはイシャーナの声に一気に正気に引き戻されて、大きく息を吐いた。

 体も剣も、まだ激しく脈打っている。


 イシャーナの言ったことは多分正しい。魔物の血は、この獣は、ニルティに狂気と獣の本性をもたらす。それは剣士本人の本能と交じり合い、分かちがたい。

 このままならば彼女は、剣を振るうだけの化け物になるだろう。


 ああ。龍よ。

 イシャーナ。弱くて哀しい、ニルティの合形。伝説の合形が、欲しいと寂しそうに言った。



 イシャーナは野次馬を下がらせながら、魔術の風をそっと起こして金翅雀の死体を集めている。ニルティは剣が震えるのを感じながら、その場にしゃがみ込んでまじまじと地面を眺めていた。これだ、と小石を拾う。


「ほーい、どいてやどいてや。冒険者協会です」


 そこにガチャガチャと鎧を着けた男が現れた。この町の治安維持や揉め事を仕切っている、冒険者協会コペン支部の者だ。聞きなれた声に、丁度いいところに来た、とニルティは思った。


「止まれ! 魔術を使っている。それ以上近寄るな」


 イシャーナがそこで鋭く叫んだ。


「……あらあら、魔術師かいな。まあいいですけど、魔術師さんよ、この状況の責任は、どう取ってくれはるんやろ」


 冒険者の男は立ち止まってヘラヘラ笑いながら言った。


「責任を取る必要など無い。僕たちは偶然ここに通りかかり、魔物を見付けたから退治しただけだ。この魔物に関して、僕たちは依頼されていない」


「毎年金翅雀討伐の依頼は出してますやろ。大体、魔物を狩るんは魔術師の役割や」


 イシャーナは魔術を止めて、鋭い視線で冒険者の男を睨みつけた。しかし腕力に自信があり、これまで何度も魔術師とやりあったことのあるだろう相手は、魔術師など少しも恐ろしくないのだろう、腕を組んでヘラヘラと笑っている。


「魔術寮に請求出しときますから、きちっと弁償して下さいや、このありさま」


「ふざけるな! そんなことを……」


 ニルティは壊れた屋台から適当な布を拾い上げて、持っていた剣を拭う。その布を剣に巻き付けて、立ち上がった。布を巻いて殺傷力を抑えた剣を力強く振り回して、冒険者の男を殴りつけようとした。

 ガチン。男の抜いた剣にぶつかって、音をたてる。


「何すんじゃ、貴様!」


「この魔物を呼び寄せたのは、この店の店主が悪い。魔物を呼び寄せるものを売ってたんです」


 ニルティは無表情でそういうと、先ほど拾った小石を見せた。

 男は、笑顔を崩して、目を見開いて彼女を見ていた。


「ニルティ、おまえ、なんでこんなとこに。魔術寮から逃げてきたんか」


 彼はザバ。

 元々はカンゼ騎士団に所属していた剣士で、共に王宮で剣を競った、ニルティの年上の友人だった。


「いや。魔物討伐の任務や。あの人が、合形のイシャーナ」


「ニルティ。どういうことだい」


 イシャーナは慌てて彼女の元に近寄ってきた。ニルティは彼に拾った小石を渡し、彼の手首をぎゅっと握った。

 丁度よかった、と思った。


「ザバ。メシと、寝るとこ貸してくれ。詳しいことは後で言うから。あたしが寝てる間にこの人、勝手に出て行かへんように見張っといてくれへんか」


 二人は昨日からほとんど寝ていない。寺院に寄らないと言うなら二人とも寄らなければいいが、食事と寝床は必要だ。何よりも彼女にとって問題なのは、イシャーナが彼女が眠っている間に抜け出してアバックに行ってしまうかも知れないことだった。

 ザバならば、ニルティの頼みを聞いてくれるだろうから、丁度よかった。冒険者協会ならば、必要な荷物や情報を集めるのにも便利だろう。どうせちょっと寄ろうと思っていたところだった。


「おう? 別にええけど。金はあるんか?」


 ザバはいやらしい顔でにやりと笑った。


「ニルティ! 何バカなこと言ってるんだい」


 イシャーナは掴まれた腕を振りほどこうとしたが、ニルティは彼の手首を更に強く握った。


「金なんか無い。魔術寮の要請に、応じる義務があるはずや」


「そんな建前持ち出されても、無い袖は振れんてこともあるし」


 ニルティはうっすらと笑って、右手の剣を軽く持ち上げた。


「そんな口の利き方、してええのかな」


「なんやて」


 丁度よかった、と思った。ザバならばニルティが狂気に飲まれた時に、彼女を殺すことが出来るだろう。


「そこらへんの野次馬に聞いたら分かると思うけど。その魔物を倒したんは、あたしや。

 この、剣で」


 ザバは目を細めた。


「なんやて」


 ニルティは、どうでもよさそうに吐き捨てた。


「メシと寝床」




評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ