地名
●西大陸
西の方に広がる世界最大の大陸。
・ギル・ラシアトス帝国
西大陸全てを支配下に置く大国。
帝都は『バートラル』
バルハリィ・カース・ラシアトス皇帝が国を治めている。
海を隔てたセトラエスト王国は仮想敵国で、戦争が起きつつある。
軍隊は『帝国騎士団』。
騎士団の主力は騎士だが、大筒車連隊や空駆艦隊など他戦力も所持している。
典型的な軍国主義であり、騎士団長=ラシアトス皇帝である。
NC1505年にギルバート共和国で革命が発生しギル・ラシアトス帝国へと姿を変えた。
当初、レクシバル連邦国からの侵略・植民地化の危機の為、小国家が終結した共和国家を無理矢理軍事主義の中央集権国家へと革命した。
初代皇帝は当初圧倒的なカリスマ性を持っていたカートレット・カース・ラシアトス陛下。
「バートラル」
ギル・ラシアトス帝国の首都。
中央にはラシアトス城があり、その周囲は工業区、商業区、農業区、海港区、貴族街、城下町と分かれている。
帝都城には騎士団本部が設置されている。
臨海部に建造されているため、海港区の隣には『帝都即応艦隊』の本部もある。
ラシアトス城の容姿は要塞そのもので、城の各部に設置された収容式の砲台を完全展開させた姿は、現実世界の戦艦を思わせる。
また街の中では大きな格差社会が形成されていて、古代文明を積極的に取り入れた貴族街もあれば、
中心街となっている城下町のはずれの村では古代文明発見以前と大して変わらない生活がなされている。
「コダール遺跡」
NC1997年に発掘された古代遺跡。
帝都の発展に大いに貢献した。
「モルゼスの森」
帝都を少し進んだところにある森。
広いが大した魔物も居ない。
森の道はそれなりに整備されていて、帝都からブルーム村やシャノールへ抜けるときに通る。
「ブルーム村」
モルゼスの森を出て一直線に進んだところにある村。
ジャミルの出身で、魔物討伐ギルド『紅の剣』がある。
規模は小さめで、人口も少ない典型的な田舎。
「サリー島」
西大陸の西側の海に浮かぶ無人島。
島の中心付近に古代遺跡があり、その中には『賢者』の1人アスロック・タリスマンが住んでいた。
しかし、物語中ザイルに殺害される。
「ドーイング」
酪農の村として知られるそこそこ栄えた町。
村としては規模が大きく、酪農によって意外にも高所得者が集まっている。
賢者でありバイアル中海連合艦隊の提督である『アレン・ブエノース』が住んでいて、ドーイング駐留軍の基地もあり、軍事拠点としての側面も持つ。
「シャノール」
荒風の町として知られる年中季節風が吹き荒れる町。
暴風対策で建物の形はドーム状になっている。
「バスキルト砦」
古代遺跡の1つ。
数十年前発見され、ドーイング駐留軍によって調査されている。
最近ではすっかり放置され、魔物の巣窟と化している。
地下には謎の装置がある。
「デルヴァ」
帝国有数の鉱山都市。
鉱脈が集中している為、街の至る所に穴が空いている。
常に新しい鉱脈を調査している為、発見されればそこに家があろうと道があろうと掘り進む。
その為建物は全て簡易組み立て式しかない。
迅雷作戦の時には、立地上中継基地として機能していた。
「ヴェルランド」
工業都市として有名。
レイズの製造を行っているのは、帝都とここだけ。
「ハックル」
港町。
王国行きの船も出ていて、町並みは活発で大きい。
「ウイングツリー氷原」
国内最北端で、人がほとんど近寄る事の出来ない極寒の辺境地域。
人目が付かないのを利用して、政府直轄の極秘研究機関『第六魔法研究所』が存在している。
「ベヘロック村」
エイリアスの出身地。
かつて紅蓮の覇王に焼き打ちされた。
●北大陸
・セトラエスト王国
北大陸を納める国
国土はギル・ラシアトス帝国の半分程度。
国内に古代遺跡が少い為、次々レイズという軍事力を付けた帝国に危機感を持ち、独自の技術で古代遺産を発展させてきた。
その結果、魔導銃を始めとする高度な技術を身につけた。
軍隊は『王都軍』。
帝国の“騎士”に対し、こちらでは“衛兵”と呼ぶ。
元々は王都守備の為の私兵だったが、国土の拡大と共に力を付け国全体に配備された。
国土が長細く、気候の差が激しい。
帝国に比べて国土が狭い上に、『駆動列車』によって移動が簡単な為、国内での往来は盛ん。
国家元首はバーゲンハルト・ラドクリフ国王。
「ノウスフローク」
年中雪が降り積もる白銀の町。
リナの故郷。
街の奥には王都軍の北方軍基地がある。