エナドリ中毒でモンスター化した部長の元で働くことになりましたー私と定時と働き方改革ー
エナドリ中毒でモンスター化した部長の元で働くことになりました ―作品紹介―
※一部ネタバレあります
■概要
エナドリ中毒でツノが生えた“モンスター部長”がいる、ブラック寸前の職場——
そこに転職してしまった新人・葉月が出会うのは、働く“悪魔”たち。
一話完結型で笑いを軸にしつつ、「人間らしく働くとは?」をテーマにじんわり掘り下げていく群像劇。
忙しない毎日の中で、ほんの一瞬でも笑って、息を抜く。
「ちょっとだけ心が軽くなる月曜」を目指して。
自分の働き方に、少しだけ優しくなれる物語を届けたいと思っています。
■ターゲット読者
20代~30代の働く男女
■舞台
架空の広告制作+PR会社「アストレイル社」
魔課=総合企画部・第三企画課(クライアント調整と現場の火消し担当)
■主な登場人物(抜粋)
葉月 菜緒(26歳)
ぬるい麦茶とツッコミでギリ生きる、新人OL。ツノへの適応力だけ異常。
志摩の優しさにふれて少しずつ変わり始める。
志摩 賢吾(32歳)
1日12本エナドリを飲む“モンスター部長”。
黒スーツに2本のツノ——そのツノは、Wi-Fiアンテナのように感情で揺れ、社員の位置情報を把握できるGPS機能付き。
無言の圧とツノの揺れで職場を制圧するが、実は「過労死連鎖を止めたい」という密かな想いを抱えている。
飛鷹 碧(28歳)
4時間ごとに契約更新が必要な“効率の悪魔”。推し寝顔ASMRで暴走する。
合理主義と感情の狭間で揺れる若き助っ人。
■その他のキャラクター(抜粋)
天羽部長
志摩と対立する“働き方改革のエース”。白スーツの胡散臭さ担当。
ちるねえ(28〜29歳)※女性
癒し系フェロモン悪魔。葉月を本気で落としかける。
御影 響(30代半ば)
ZONE能力持ちのフリーランスおねぇ。志摩の過去を知る。
レディ8(年齢不詳)
契約を売り歩く“営業魔女”。人間らしいが、どう見ても魔界の使者。
■ 各話構成(一部未掲載あり)
01話|転職初日の悪魔 ※掲載中
志摩部長との出会い。職場にツノがある衝撃と、志摩vs天羽による“働き方”対決。
02話|私と部長の週末 ※掲載中
名前を記されると社会的に死ぬ——噂の“悪魔手帳”の真実。
サポートデスク志摩、開設。
03話|効率の悪魔とASMR ※掲載中
飛鷹、初登場。謎コラボ案件で提案した“推し寝顔ASMR”がバズる。
契約と“代償”の真実が浮かび上がる。
04話|契約、それは突然に♡
エナドリレディ“レディ8”登場。
飛鷹たち悪魔が“力と代償”を引き換えに契約していることを知る葉月。
志摩が背負った“理由”に疑問を抱き始める。
05話|チルってなんだ、ちるねえ
社員の思いを受け継ぐ“中間者”ちるねえ。
その声が、志摩と葉月の距離を近づけていく。
06話|フリーランスのツノ
志摩の過去を知る御影が登場。
葉月は、志摩が背負う契約と“かつて失ったもの”に触れる。
07話|恋人未満契約
志摩と葉月の関係に変化。
距離を縮めたい2人の前に立ちはだかる“社内恋愛規約”。
合意のもと、「上司部下以上、恋人未満の契約」を結ぶことに——。
■ 世界観設定(要約)
人間界における“働き方の悩み”や“願い”をきっかけに、魔界の営業部が持ち込んだ《契約型エナジードリンク》が広がっている社会。
ドリンクを通じて一時的な“力”を得られるが、契約には《代償》がつきもの。
力の使用量に応じて《ツノ》が成長し、その形状が契約の深度を可視化していく。
■ 契約の仕組み
発生条件:
本人の“変えたい”という強い願い。特に、仕事・人生・生き方に対して。
願いの強度に反応して《営業担当》が現れ、《交換ノート》への記入を促す。
契約方法:
ノートへの自筆記入 → 魔界第27階層の窓口に提出(※魔界の働き方改革により平日14〜15時限定)
契約媒体:
魔力が封じられた《エナジードリンク》。飲むことで力が発動。
※“契約書”に沿った力しか使えない(=用途に応じて契約の種類あり)
代償・制約:
・力を使うたびに“ツノ”が成長(一定サイズまで)
・過剰使用・長期契約で身体的/精神的な影響も
・ツノは戻らない。契約の痕跡は“証”として残り続ける
■ 魔界の事情
背景:
魔界の栄光は過去のもの。従来の「魂と引き換えに願いを叶える代償型ビジネス」は衰退。
現在は「人間社会の契約文化に適応した、新たなサブスク型モデル」へ移行中。
魔界営業部の試み:
・エナジードリンクを契約の媒体に変換
・自販機と裏コードによる流通網の拡大
・営業ノルマあり(レディたちは必死)
■ “ツノ”の意味
可視化された契約
・契約者の「願いの強さ」と「魔力使用量」の象徴
・大きさ/色で契約の“深度”がわかる
・志摩のように「守るために深く契約した者」は、黒く太いツノを持つ