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【第1章完結】公爵様、三年限定ではなかったのですか!?~契約結婚したらなぜか溺愛されていました~  作者: 山咲莉亜
第一章 白銀の龍と漆黒の剣 ──交わる二色の光──

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89 今はわたしの旦那様なので、他の女性には渡しませんよ?

 昨日は大変な一日だった。屋敷に帰る途中、能力についてお話しすると旦那様には『便利そうだな』とだけ言われた。たしかに便利ですけど、他に言うことはないのかな? とも思う。変に探られるよりは良いし、効率主義みたいなところがある旦那様らしくはありますけどね……


 その後、なぜいきなりわたしの魅力について聞いてきたのかと質問した。だって聞いてどうするの、っていう話題じゃない?

 そうしたらなんて答えたと思いますか? 『夜会でのことを思い出してみろ』だそうです。夜会でのこととは? 旦那様らしかぬ有耶無耶な物言いでしたね。結局、思ったままにどういう意味かと聞いても答えてくださいませんでしたし。


 わたしには魅力がないとでも言いたかったのでしょうか。たしかに女性に大人気であるフェルリア公爵の妻に相応しくないと思われていたのか、すごく注目を浴びていました。前よりマシになったと思うんですけどね、これでも。特に女性からの嫉妬の視線が痛かったです。

 だけどクレームの手紙はわたしじゃなくて旦那様にお願いしますよ。求婚してきたのは旦那様の方です。そして、三年後にまたアプローチしてね。不倫相手になっても良いけど、三年間はこの都合の良い妻の座を渡すことは不可能とだけ言っておきます。


 そしてその恋が実る時が来れば分かるはず。このえら公爵の本性に。この顔に騙されて恋に落ちた女性のなんと多いことか。いや、本性を知らないでいられるならまだマシかもしれない。少なくともわたしはもう手遅れだ。でも『三年限定』という条件にしたわたしは本当に偉かったと思う!


「一人で百面相して、一体何をしているんだ……」

「旦那様と離婚できる三年後が待ち遠しいなと思っていました」


 旦那様の存在を忘れていたけど、そういえば今は一緒にお茶をしているところでしたね。夫婦仲が良いからではありませんよ? 旦那様から話があるとお聞きしたから仕方なく、です。断ろうとしたわたしの前に並べられた美味しそうなお茶菓子に釣られたわけでもないですからね。


 呆れ顔の旦那様に笑顔で嫌味を返すと、お茶を一口飲むだけという言葉も表情の変化もない受け流し方をされた。段々扱いが雑になってませんか? わたしのことを何だと思っているのでしょうね、この人。子供扱いされている気がしてならないのですが? たしかに年齢は離れていますけど。


「君も一通りお茶菓子を堪能しただろう? そろそろ本題に入るぞ」

「あ、はい。どうぞ」


 何も文句を言わずに待ってくださっていたので、さすがに大人しく話を聞くことにする。事前にお聞きした話だとそんなに気を張って聞く話でもなく、ただの報告のようなものらしい。何の話だろうね。

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