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【第1章完結】公爵様、三年限定ではなかったのですか!?~契約結婚したらなぜか溺愛されていました~  作者: 山咲莉亜
第一章 白銀の龍と漆黒の剣 ──交わる二色の光──

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70 冷静に考えてみましょう?

 ◇


 突然ですが、貴族女性はどういう生活を送っているか知っていますか? 基本的に貴族女性というのはゆっくりお茶をしたり、刺繍や読書、社交をしたりと優雅な一日を過ごします。


 人や家柄にもよりますが、少なくとも結婚から一ヶ月くらいは新婚旅行なり、夫婦の時間なり、幸せな時間を過ごすものだと思うのです。わたしと旦那様の場合は契約結婚ですから、当然ですけどそういうのはありませんよ? それでも貴族女性らしく優雅な時間を過ごすのはどんな結婚をしていようと、虐げられていない限り当たり前だと思うんですよね。


 それでは前置きはここまでにして、今のわたしの状況はどうでしょうか? 冷静に思い出してください? わたしはまず、文武両道で眉目秀麗な公爵様と結婚したんですよ。わたしは最初に偉そうな公爵様だから『えら公爵』と名付け、次に旦那様は嫌味と皮肉ばかり言ってくるので『旦那様の恋人は嫌味と皮肉』と勝手に思うことにしました。からかわれていることについては、悪く言えそうな言葉が何も思い付きませんでした。


 本題はそのわたしをイラッとさせる天才な旦那様との新婚生活です。いえ、婚約の時点からになりますかね。


 公爵家に着いたら毎日使用人から嫌がらせをされました。鬱陶しいと思う程度でしたが。次にお姉様とお茶会をしました。これはお姉様と昔のように仲良くなれたので良かったです。良かったのですが……問題はここからなんですよ!


 継承式があり、なぜかユリウスという名で公爵の地位を持つことが決まり、その継承式では刺客をプレゼントしてくださったのでちょうど良い実験体を得ました。次の日には長らく席を外していたロードが戻ったこと、わたしがユリウス公爵になったことが公表されました。

 ロードが戻ったことで国内はお祭り騒ぎ、貴族に至ってはわたしが公爵となったことでさらに騒ぎが大きくなった。皇帝陛下からの説明はあったけど、それでもわたしに話を聞こうと一気にお茶会の招待状が送られて来たから、その時は笑顔で全て破り捨てそうになりましたね。もちろんこれらの中にロードとしての任務もありました。


 そして今日の夜! 皇帝陛下主催の夜会があるんですよ。


 分かります? 結婚してからのわたし、ずっと動き回っているんですよ! 結婚したら少しはゆっくりできると思っていたのにずっと忙しいんですよ! もう信じられないと思いません?


「貴族女性としての優雅な生活を、誰かわたしにプレゼントしてください……!」

「え……? リーシャ様に優雅な生活なんて似合わないと思いますよ?」

「そんなこと言わないで!?」

「ずっと深い深い溜め息を吐いておられましたから、まさかの恋煩いかと思っていましたが……リーシャ様らしいお悩みだったようで安心しました」


 ちょっとリジー? それはどういう意味かな? 場合によっては話し合わないといけないかもしれないんだけど……どうなの?

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