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【第1章完結】公爵様、三年限定ではなかったのですか!?~契約結婚したらなぜか溺愛されていました~  作者: 山咲莉亜
第一章 白銀の龍と漆黒の剣 ──交わる二色の光──

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65 屁理屈とは言わないで!?

「たしかにそうだが、いくら慣れていても体調不良で動き回るのは危ない。私に口出しされたくないかもしれないが、体調が良くなるまでは大人しくしていろ」

「旦那様に迷惑はかけませんよ?」

「そういうことを言っているのではない。契約でも自分の妻を心配するのは悪いことか?」


 心配……? 旦那様の口からそんな言葉が出るとは……


 失礼なこと考えているのは分かっています。でもあの旦那様ですよ? 人として悪い方ではありませんが、性格は悪いですから。何度も被害にあっていますしね。


「……悪いことではないと思いますけど。でも旦那様がそれを言います?」

「それは本当にその通りでしかないが」

「心配してくださったことはありがとうございます。でも本当に大丈夫なので。風邪で熱を出した時は安静にしているのでお気になさらず」


 さっきと同じような会話をしてるじゃないですか。わたしだって風邪の時はちゃんと大人しくしていますよ? 生まれつきの体の弱さによる熱と、風邪をひいた時の熱って違うんですよね。気持ちの問題かもしれないけれど……


「譲る気はないのか」

「そうですね」

「それならせめて報告くらいはしてほしい。少しでも体調が悪い時は。報告するなら無理に安静にしていろとは言わない」

「分かりました。()調()()()の時は報告しますね」


 体調不良の時はね。わたしが思う体調不良で良いんですよね? わたしにとっては風邪以外体調不良じゃありませんし? そもそも風邪をひいたことはあまりないんですけど。


「……前言撤回だ。熱がある時は報告しろ」

「どうしてですか!?」


 絶対わたしの考えていることを察しましたよね!? 才色兼備なのは知っていますけど、人の心まで読まないでほしいです!


「君の考えることくらい、一週間傍にいれば分かる」


 わたしは分かりませんけど……? 一週間で相手の思考が読めるようになるのは旦那様くらいですって。


「一応言っておきますけど……熱が出る度に報告しなければならないのなら、少なくとも二週間に一度くらいは報告することになりますよ? 酷い時だと一週間で二、三度熱を出すこともあります。もちろん長引いているのではなく、治った直後に繰り返しで。そんなに報告が行くと面倒ではありません?」

「君は思った以上に体が弱いみたいだな。別に面倒だとは思わない。面倒なら嫌ならリジーに報告させれば良いだろう」

「失礼ですが旦那様、本当に何事もないように過ごされるので私でも気付けないことが多々あります。後になって熱を出していたのだと軽く話されることがありまして」


 ちょっとそこのお姉さん、恨みがましくわたしの方を見ないでくれる? 何事もないように、ではなくてただ体温が上がっているだけで何事もないのだから、一々あなたに言う必要はないでしょう。


 無駄な心配をかける気もないですし、それ以上に少しフラフラするだけで問題なく動けるので、一日中ベッドの中にいなければならないのは暇で暇で仕方ないんですよ!

 熱があるので一応怠さは感じますけどね。慣れているというだけで。お母様が病気でベッドの中にいることがほとんどでも、任務の時には動けていたのと同じ感じだと思います。楽な呼吸の仕方や体の動かし方というものがあるんですよ。

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