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【第1章完結】公爵様、三年限定ではなかったのですか!?~契約結婚したらなぜか溺愛されていました~  作者: 山咲莉亜
第一章 白銀の龍と漆黒の剣 ──交わる二色の光──

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58 何とかなりました……?

「……どうしましょうか」


 衝撃的過ぎて思わず素で話しかけてしまった。でも大丈夫ですよ、身内しかいませんし。


「いや……私もこのようなことは初めてだ。過去にもその石が割れたという記録はないな」

「ですよね。直せる方はいらっしゃらないのでしょうか?」


 完全に儀式的な雰囲気がなくなってしまった。この部屋にいる誰もが驚きで絶句しているのが、振り返って見なくても分かる。こういう壊れた物を直す能力とかないですかね?


「陛下、リーシャの力は証明されましたし、一度短剣を預かって直す方法を探してみてはいかがでしょう?」

「そうだな」


 皇后陛下の非常にありがたいお言葉に頷いてくださり、トラブルはあったけど何とか継承式が終わって祝宴へと移った。


 この場にいるロードは全員瞳の色を本来のオッドアイの方に戻しているから中々見ない光景になってるね。お母様と旦那様のしか見たことがなかったから、こんなに様々な色の組み合わせがあるとは思わなかった。ただ、わたしと同じ紫と金の人は誰もいない。珍しいのかな?


「それにしても普通、継承式で家宝を壊す者はいないぞ?」

「そうですよねぇ……わたしもびっくりしました。心の中でご先祖様に謝罪していましたよ」

「君は力のコントロールが苦手なのか?」

「そんなことはないです。わたしは感情が大きく乱れることがほとんどありませんし」


 力のコントロールには感情が大きく影響してくる。もちろんわたしも感情が乱れることはありますよ? お母様が亡くなった時はずっと泣いてましたし、先日お姉様と喧嘩をした時も。でも絶対に一定を超えないようにしています。お母様の教育で一番厳しかったのは感情コントロールでしたし、激情に駆られることが滅多にないんですよ。

 だから力のコントロールはむしろ得意な方だと思います。あの宝石がどういう仕組みなのか分からないので正確な原因は不明ですが……


「はじめましてリーシャ様。ヴェルフェイン公爵家当主、スザンナと申します。本日はおめでとうございます」

「お初にお目にかかります、リーシャ・ロード・フェルリアです。長らく当主の座を空けてしまったことをお詫び申し上げます」

「いえいえ、当主でなくとも国や皇家を支えてくださっていたことは存じ上げておりますから。今後良い関係を築けると嬉しいです。それでは失礼致しますね」


 はい、このやり取りは何度目でしょうか。夫婦であってもお互いに当主となったので、旦那様にも一番最初に挨拶されました。ヴェルフェインのご当主同様、深く頭を下げて。

 旦那様に丁寧に話されると少し寒気がする、と思ってしまったことは生涯秘密にしておきます。それと、祝宴なんてしなくて良いんですよ。それより早く帰りたいです! 絶対にそんなことは言えませんけどね。

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