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【第1章完結】公爵様、三年限定ではなかったのですか!?~契約結婚したらなぜか溺愛されていました~  作者: 山咲莉亜
第一章 白銀の龍と漆黒の剣 ──交わる二色の光──

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53 焦るべき

「どこかに行くのか?」

「あら旦那様。ええ、ちょっと問題が発生しまして。大変なことになりそうなのでこれでも焦っているんです。今日はいつ頃帰れるか分からないとだけ伝えておきます」

「そうか。その問題とやらが気になるが引き留めて悪かったな」

「いえ。ではわたしはこれで失礼します」


 わぁ……びっくりしましたよ。旦那様の私室の前を通ったらちょうどお部屋から出てくるものですから。旦那様も何かあったのかもしれないね。わたしには関係ないはずだけど。


「どうする? 手分けして探した方が良いかな」

「一緒に行動した方が良いと思います。保管場所がどこであったとしても、リーシャ様がいなければ手に取れない可能性がありますから」

「それもそうね。じゃあまずは……フランクスの屋敷に行きましょうか」


 あの邪魔な人達がいなくなったと思うと実家に帰る時もすごく気が楽だわ。使用人も入れ替えるって聞いたし、お姉様が屋敷にいたら挨拶くらいはして行きましょうか。ゆっくりお話しする時間はないでしょうけど、屋敷に入るなら挨拶はするべきですし。それに忍び込む必要もない。


 邪魔な人達が屋敷にいなくなったのは楽で良い。良いんだけど、まだわたしの気は収まっていないんですよ。お母様を裏切ったのですからね。まあお母様もお父様のことを信じていなかったから、自分の血筋がロードであると話していなかったのでしょうけど。お父様がもっと誠実にお母様と付き合っていたら、今とは違ったかもしれないのにね。

 ただ一つ、お母様を大事にする。愛はなくても誠実に接する。それさえできていれば、今は幸せだったかもしれないのに。もっと復讐したい気持ちはありますけど我慢しますよ。ちょっとストレスが溜まったら遊ばせてもらいに行くかもしれませんが。


「……どうしました? 急に笑顔が黒くなりましたけど」

「失礼ね。別に何もないわよ」

「それなら良いのですが、何やら不穏な空気を感じましたので」

「気のせいよ、きっと」


 わたしがそんな顔をするはずがないです。本気で言っているのなら怒りますよ? 怒るくらいで黙ってくれる侍女ではありませんが……

 それより、こんな話をしている場合じゃないよね。旦那様にも言ったけど結構焦ってるよ? 焦らないといけないよね? もし見つからなかったらどうしようかな。継承式は明日だから、今日中に見つけるしかないんだよね。何か手掛かりでもあれば良いんだけどな……

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