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【第1章完結】公爵様、三年限定ではなかったのですか!?~契約結婚したらなぜか溺愛されていました~  作者: 山咲莉亜
第一章 白銀の龍と漆黒の剣 ──交わる二色の光──

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52 白銀の鱗を持つ龍『忠誠』

「何をしているのですか、あなたは……」

「すみません……」

「フランクスの屋敷にはないのですか?」

「……分からない」


 えーっと、はい。わたしは今、リジーのお叱りを受けているところです。何がどうなってこうなったのかと言いますと、まず継承式の最終準備をしておこうと思ったんですよ。式は明日に迫っていますから。何だけど、その継承式で絶対に持って行かなければならない短剣の在処が分からなくて。


 ロードの当主は代々受け継いでいる物があって、それは各家の一番の家宝なんですよ。家によって持っている物は違いますけど、皇家の影である我が家はそれが短剣で、柄の部分に特殊な宝石が埋め込まれているんです。これがないと継承式に限らず、ロードと皇帝のみの謁見や年に必ず一度は開かれる会議に参加できません。瞳の色を変える以外の証明書のようなものなので。


 でもわたし、お母様からその短剣を保管している場所を聞いていないんですよ。本当にどうするべきでしょうねぇ……いや、探すべきなんですけど。


「もっと早くから準備しておくべきでしたね。事前に準備をしていなかったリーシャ様が悪いのは当然ですが、保管場所を知らないのは誰のせいとも言えませんし……」


 強いて言うなら教えてくれなかったお母様が悪いのだけど、それは仕方ないよね。だって当時のわたしはまだ当主ではなかったのだから。


「取りあえず、心当たりがある場所を探してみましょう。フランクスの屋敷と王都にある屋敷、後は地下の訓練場に……皇城の宝物庫、くらいかな?」

「また宝物庫に忍び込むのですか? そろそろ捕まってもおかしくないと思いますけど」

「わたしが捕まるわけないじゃない。皇族の影が衛兵如きに捕まって堪るものですか。それに皇帝陛下はわたしが何度か宝物庫に忍び込んでいることをちゃんと知っているわよ。報告しているからね。絶対的な信頼を得ているからこそ、見逃していただけているのでしょう」


 いくら捕まらないとは言っても、皇帝陛下ともあろう方が宝物庫に忍び込まれて気付かないはずがない。わたしが本気を出せばバレないでしょうけど、そこまでする必要はない。

 わたしは皇帝陛下に限らず、皇族の皆様から絶対の信頼を寄せられている自負がある。どんなことがあろうと、わたしの血筋は皇族を裏切らない。正確に言うなら皇帝を、だね。最優先は皇帝陛下だから。

 もちろん、皇族ならどんな性格でも裏切らない、というわけではありませんよ? 国を導くのも役割の内ですから、まともじゃない皇帝を支持することはありません。


 この国の貴族は爵位関係なく必ず家紋がある。それはロードも同じ。ただ一つ違うのは、ロードの家紋には皇家の家紋も入っているということ。皇家の家紋に加えてそれぞれ象徴する紋が入ってるって感じ。ロードとしての家紋とは別に、普段使い用の家紋もあります。身バレしては困りますので。


 そしてわたしの血筋の家紋は白銀の鱗を持つ龍。象徴するのは『忠誠』。ロードはその象徴するものを絶対に裏切ってはならない、という決まりがあるんです。だからわたしはどんなことがあろうと皇族の味方。


 長くなったけど結局何が言いたいのかと言うと、わたしは最終的には皇族の皆様の絶対的な味方だから、行動のほとんどは見逃してくださると言うことですよ。

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