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案内人「白雪姫」  作者: 目くじら
第1章 白雪姫と或る狩人
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プロローグ

 ――これを読んでいる貴方に一つ、質問がある。


 いや、その……笑わないで聞いてほしい。

 からかっている訳ではないし、別段深い意味もない。

 ただ、ちょっとした好奇心というヤツで、けれど、真剣に質問させてほしいんだ。

 なぞなぞでもないし、極東にあるらしい――とんち? などでもないから、深読みしないで思ったままを答えてくれ。


 何? 言葉を選んでいないで、早く用件を言え──だって?

 ……仕方無いだろう。誰に聞いても鼻で笑われるか、ありがたい失笑を頂戴するだけなんだからな!

 こっちは至って真面目なのに……。

 酷い時なんて、酔っぱらいの戯言だとか、クスリでも決めてるんじゃあないかって──言われたい放題さ、僕は。

 医者を紹介された事もあるんだぜ、もちろん頭の方のな。

 ……思い出したら腹立ってきた。なあ、貴方はどう思――え? 何? 愚痴なら余所で言ってくれ、だって?


 ……。

 …………。

 ……………………………………。


 あぁ、そうかいそうかい!

 分かったよ。さっさと用件を言うよ!

 一度しか言わないからな! 耳の穴かっぽじってよく聞けよ!!






 白雪姫という名前に、聞き覚えはあるかな?

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