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電波恋愛  作者: 野中由希
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出会いときっかけ

私は普段はおとなしく、全然目立たない。友達もそんなにいない。所謂世間で言う地味系女子である。

学校に行っても友達もいないし楽しくない。そんな私の生きる唯一の楽しみはオンラインゲームであった。

インターネット上には色々な人がいる。オンラインゲームをやるような人にも色々いるけど、大概は私と同じような境遇の人達なわけですぐに溶け込む事が出来る。

『彼』とはそのオンラインゲームで出会った。



久々にボイスチャット(以下VC)を使い、会話をしていた時である。突然彼から告白された。

その時の私はこのような事は全く予想もしておらず、ただただ驚くばかりだった。そして、その時はちゃんと答えが返せなかった。

それからは何事もなかったかのようにメールやVCを続けた。が、私の心は最早尋常じゃなかった。

そう、あの告白の後に色々と考えている内に彼の事が好きになっていたのだ。何故あの時に…なんて思ったが、過ぎた事を後悔してももう遅い。


私は大いに悩んだ。気持ちを伝えるべきか否か。

答えは伝える。

だが、恥ずかしくなかなか思いを伝えられない私は、メール等それとなーくアタックをしてみる。が、こういう時の男は何故か鈍感。全く気付いていない様子。

自分がバカらしくなってきて気を紛らわそうとオンラインゲームを。ログインすると、彼がいた。そして…


「ヒノさん、俺と付き合ってください」


2度目の告白。私は迷う事なく答えを出しました。「はい」と。

ちなみにヒノさんとはゲーム内での私のあだ名。以後もちょくちょく出てくると思うので挙げておこう。ゲーム内では日野香穂子又はジム・クロコダイル・クックという名前を使っているのです。

私、野中由希と上記の名前が違う件に関してはまたの機会に語るとしよう。


そんなわけで、私達は晴れて恋人同士になったのである。

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