62 説教?
最初は写真を沢山撮っていた奏人だったが、日本のスマホは盗撮防止の為にシャッター音がついており、栞が起きてしまうことに気づいた。
そこで、枕に立てかけて録画をすることにした。のだが……
「んぅ 一緒にんにぇ?」
とまあ、寝言なのであまり聞き取れないものの、めったに見れないような可愛い表情をしているので奏人としては満足なのである。
「あぁ、癒やされるな。」
最近は仕事が溜まっているので激務が続いている奏人にとっては至福の時間だった。しかし、それも長くは続かない。
「え?あれ?奏人くん?どういう……」
栞が起きてしまった。目が醒めた栞は周りを見渡し奏人と目が合う……はずもなく目の前に立てかけてあるスマホを見つめた。
「奏人くん、中見せてくれますよね?」
「はい。」
こうなった以上、奏人に拒否権はないも同然だった。
「え!?私こんなこと……ひゃあっ え、ええ」
残念ではあるものの、奏人は栞にスマホを渡したのはいいのだが……
中々恥ずかしい寝言だったので内容を確認するために聞いている栞自信が照れている。照れすぎて大変なことになっている。
その様子を別のスマホでこっそり撮っているのは奏人だけの秘密なのである。
「沢山契約しといてよかった……」




