59 その後
投稿時間は作者の気分であることは知っておいてください……がんばります
自分が何を考えてるかわからないほどに茹で上がってしまい、静かになった。
周りからは何度も彼氏いた。などとウワサされているものの、彼氏は奏人くんがはじめてだ。
もちろん、どう接すればいいのかもわからない。
お互い恋愛初心者なのである。
とりあえず……ずっとここにいても時間が迫ってくるしのぼせちゃうだけだから、早く風呂にはいろうか。
「そうですね。入りましょうか。」
二人は各自で体を洗うのを済ませ、早速露天風呂に浸かりに行った。
「じゃあ、入るか。よいしょ……あちっ」
ささっと済ませて風呂に入ろうとすると思っていたよりも熱くて思わず軽く叫んでしまった。よく見ると源泉かけ流しと書いてあり、様々な効果が期待されるようだ。
奏人としてはあまり気にすることではないので軽く流していたが、栞が食いつくように見ていたのは聞かなかったことにしようと思う。
「熱いですね。ただ……気持ちいいですね。」
「だねえ〜」
ふたりは完全に思考をやめていた。熱いのを我慢して入ったものの、すぐに慣れたのでひたすらに気持ちよかった。最近は常に多忙だったのでもう何も考えられなかった。
そのまま二人は時間が来るまでひたすら湯に浸かってのんびりとした。
「ふあぁぁ……気持ちよかったね。」
隣で髪を乾かしている栞に話しかける。のんびり浸かっていながらする雑談はいつもよりも距離が近くて。そして自然だった。
「やっぱ栞は……かわいいね。」
特にそんな惚気のようなことを言うつもりは全く無かったのだが、ついこぼれてしまった。
「えっ」
しかし、栞にはばっちり聞こえていたようだ。栞は変は声をあげてビクッとしていた。頬はわずかに紅く染まり……照れていた。
可愛すぎ……




