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砂糖と恋は甘すぎる  作者: あぶさん
第2章 奏人、地獄の修行編
50/74

50 午後

最近遅くなりがち……

 「よし。大人しく帰ってくれたか。」と思いつつ如月さんと談笑を続けていた。彼も少しホッとしたような顔をしていた。彼は人の心を読んだり人の心を掴むのがとても上手である。それこそが愛されている理由なのだろう。


 「今日は連れと来ているのでここらで失礼します。また、じっくりお話しましょう。」


 そう言うと如月さんは優しくほほえみ、手を振りながら去っていった。一見和やかな談笑だったが、警備は厳重だった。


 奏人ですら最初は気づかなかったものの、周りにいる人の位置が絶妙な上、人は変わっているものの、常に20人ほど近くに居た。しかし、警備をしていると感じさせない洗練された警護体制だった。


 いろいろ会ったものの25階に戻ると栞が不満げな顔をしていた。一方哲也さんと山岡は微笑ましいといった表情だった。 


 「随分と遅かったけれど……ナンパでもしていたのかい?」


 と山岡が笑いながら冗談交じりにそういった。人によっては怒ってしまうようなものだが、軽いブラックジョーク位のノリなので誰一人として気にしてはいない。しかし栞は違った。



 「奏人くん……ナンパしてたの?」


 と不安げな表情で聞いてきた。栞の不安げな表情はなんともドキッとした。栞は座っていて奏人は立っていたので自然と上目遣いのようになっていたのだ。


 好きな女子の上目遣いの不安げな表情にドキッと来ない男子などいるだろうか。おそらくいないだろう。そう断言できるほど素敵だった。






 というのは一旦置いておいて……昼からはいくつか土地を見に行くのだ。まだまだ頑張らないといけない、空いたお腹を抑え、料理を待っていた。運がいいのか5人とも(山岡の秘書含む)同じタイミングに料理が来て、たまたま席が隣ということもあって一緒にだべることになった。山岡は今日は休みのようで、秘書と休んでいるとか。



 「山岡さんと秘書さんって仲いいんですね。」


 と栞が地雷をふんだ。実はこの二人は極度の恥ずかしがりやであり、なにかと距離が近い二人は事あるごとに関係があるのではないかと聞いてくる。そうすると、お互い「あいつのことなんか別に好きじゃないし。嫌いだし。」などと暴走して悪口を言ってしまい、お互い正気に戻るとそれに対して真に受けてしまい、へこむ。


 気はあうものの、お互いすれ違っているだけなのだろう。





 レストランを離れ、まずは1つ目の土地にむかっている。山岡とその秘書は食べ終わると「お先に。」といって店を後にしていった。またどうせ会うことになるのであまり感慨深いことはなかったが。


 

 

 






 「ここ……ですか?」


 栞が思わず哲也さんに聞いていた。実際奏人もとても驚いていた。だって……







 


 下手なマンションの2〜3倍位の大きさの土地だったからだ。隣をみるといかにも高いマンションが建っていて、そのマンションの土地よりも広かった。しかも閑静な住宅街と近いスーパー。とても好立地な土地だった。


 しかし、哲也さんが言うには今日紹介する中で後になればなるほどオススメできる物件らしい。










  1つ目から規模がおかしいんですが……


皆様が読んでくれているおかげで50話到達しました。ちょくちょく貰えるブックマークや☆評価にはいつも励まされています。まだまだ拙い文章ですが、これからも応援していただけると嬉しいです

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