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砂糖と恋は甘すぎる  作者: あぶさん
第2章 奏人、地獄の修行編
49/74

49 喧嘩を売っていい相手。売ってはいけない相手。

寝ぼけてるので、指摘や感想等よろしくおねがいします

 「秀樹!?どうしたんだ?」


 案の定息子である秀樹は言い訳をし始めた。さっきから見ていた身としてはとても見苦しい限りではある。周りの目もあるため面子を保つためにも、常識的にも謝罪と説教は確定だろう。最悪、訴えられる可能性もある。


 そのため、とりあえず悪い影響しか及ばせないバカ息子を帰らせた。




 普通なら当事者を逃している訳だから相手がなにか言ってくるかと思っていたが、何も言わず、終わらせた。周りに居た人に帰るよう促し、彼も去ろうとした。


 青年は怒っているというより「呆れ」や「退屈」といった表情だった。とはいえいくら相手がそんな表情をしているとしても謝らないといけないのは事実だ。


 青年に声を掛けようとした。相手がこれっきりと言ってもなんだか悪い気分になるし、万が一週刊誌にタレコミされたら終わりだ。しかし、声を変えようとした瞬間、横から半ば強引に一人の老人が割り込み、青年に話し掛けた。


 時間がない身としてはとても許しがたい行為だったが、自分の息子が大迷惑を掛けた直後なので、どうかする気力もなかったので、話がおわるまで待つことにした。



 

 当然近くで待っているため、話の内容もどうしようもなく聞こえてしまう。いや、聞こえていなかったら大変なことに鳴っていただろう。



 話を盗み聞くまでは、あくまで相手は成人していないので、お金を払い、後日息子と頭を下げて終わる。と思っていたしあかし、あろうことか青年は話しかけてきた老人を『如月さん』と呼んだ。それを聞いてハッとした。



 界隈ではレジェンド扱いされている元如月ホールディングスの会長。その本人がこの老人だったのだ。横から入ってきたことに対してなにか言っていたら最悪首が飛んでいたかも知れない。会長の座を退き、隠居中でも大きな権力を持っていることに変わりはない。



 事態が大きく変わったのはこの後だ。如月というレジェンドが話している青年は一体だれなのか。とても気になってしまった。そろそろ青年の話に入ろうとした頃、全てがわかっているかのように言った。



 「そういえば、この前尾行されてて大変だったんですよね……聞き耳たてるとかも含めてほんとにやめてほしい限りですよ。」


 そう、青年が言うと、如月も続けた。


 「わしの頃は朝4時から家の前まで張り込まれたこともあったよのぉ。それに比べりゃ楽な方よ。」


 

 奏人の存在は界隈や、一部の金持ちには知られていたりする。しかし、素顔は滅多に見せないので家の前に張り込み。家の前にいることはない。


 そして、父親はさらに驚く行為をみてしまった。あの天下の如月ですら青年にお辞儀をしている。


 そう、真の喧嘩を売るべきでない男は奏人である。

本日も見て頂きありがとうございます

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