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砂糖と恋は甘すぎる  作者: あぶさん
第1章  謎の出会いと日常(?)
25/74

25 お風呂

短く、遅く……申し訳ない限りです

 「まずお風呂にする?」


 「うん、お願い」


 「平常心、平常心、南無阿弥陀仏……」なんて考えながら、かなとの心臓はバクバクであった。


 夜の間はだいたい仕事関係の用事があることが多いので、癖で奏人はハイスペモードである。当然栞への気持ちは何なのか自分でもわかってしまうため、こんなことになっている。


 ピロリン と風呂から呼び出し音がなった。


 「栞さんどうしたの?」


 「一緒に入ろ?」


 破壊力抜群の上目遣いである。


 理性が吹き飛んでしまいそうなところをギリギリで耐え、スマホを確認しに行った。


 だいたいこういう場合には祐作さんに手回しされているのだ。しかし、スマホには何も送られていない。


 「お父さんからなにか送られてると思ったんでしょ?」


 「う、うん……」


 「か、奏人くんならいいかなと思ってるから。い、いいよ?」


 栞さんは少し頬を赤らめながら、謎めいた笑顔で見つめてくる。


 「流石にそれは……」


 奏人自身、自分の顔が真っ赤になっているのを自覚しながらなんとか返し、リビングへ逃げた。


 

 「奏人くんの意気地なし///」

・・

今は、そのつぶやきが奏人に届くことはなかった。


(注)二人はまだ付き合ってません。付き合ってなくてこれです……

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