14 帰り道
毎日この時間位になります
ブクマとか感想とかあったらモチベ上げて朝も書きます
一緒に帰る事になった奏人は道案内をしていた。
それも……鷹司 栞を案内していた。
遡ること10分前。鷹司さんはいかにもヤバそうな見た目をしたボディーガードに歩いて帰ると伝えていた。
なんせ彼女は毎日車で送迎なのだ。
普通であれば校則違反になりかねないが、ここは自由が取り柄の中条学園。車での送迎は意外と多いものなのだ。
そんなこんなでいざ帰ろうとしたら、「いつも車だから道がわからない」とのこと。というわけで、道案内なのだ……
一緒にかえるのはいいものの、話せず、退屈になると予想していた奏人の予想は外れた。本音で語り合える人がいなかった分、わかり会える部分も多いのだろう。
といいつつ少し話題に詰まると、
「あの、冷泉くん そろそろ下の名前で読んでもいいかな?」
「あ、うん いいよ。でもなんだか恥ずかしいな」
ん?いや唐突に!?これってまさか俺のこと好きなんじゃ……いや、ないか。彼女にとって俺は仲のいい男友達に過ぎないだろうし、今、勘違いをしてそんな友人を失うのは困るな。
「当然奏人くんも私のこと、栞ってよんでくださいよ?」
彼女は至近距離から奏人を覗き込み身長差があるため、必然的に上目遣いになっていた。学校で神聖扱いされるほどなのだから当然容姿は完璧であり、奏人の思考を止めることは造作もなかった。
「も、もちろん!」
奏人としても栞としても距離が縮まって嬉しく思いながら、お互い帰路についた。
そろそろ大晦日…早いですね




