始まりの失態
甘々な純愛ラブコメ開幕っ!!!
日が沈み始めたころ俺──こと冷泉 奏人は日課のランニングをしていた。誰とも会わず、誰とも話さず、ただ自分と戦うこも時間が好きである。よく一人が寂しくないのかと聞かれる事がある。
確かに一人というのは他の人と話すことがほとんどないから退屈に感じる人も多いだろう。しかし、俺の場合は違う。人は信用できない。だから話さないのだ。
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だから毎日、本当の自分ではない自分を磨くために走っている。走るというのは自分との戦いだ。自分で限界を感じながらもそれを乗り越え、成長することができる。
別に暇しているわけではない。好き好んでこうしているのだ。
だからまさか、他の人に出会うなどとは考えたことがなかった。そして、油断していた。
いつもはあたりが暗くなってから走るところを今日は家を早く出た。そして今日は寒いからと人通りの多い道を通って近道をし、いつもより早く家に帰っていた。
今日はニュースでも大きく取り上げられる程の寒波がやってきている。一日中雪が降っており、帰宅中と思われる多くのサラリーマンや学生たちが白い息を吐きながらマフラーなどを巻いている。
ニュースで10年に一度の寒波!!といった報道がされていただけある。公共交通機関も少しずつ遅れてきていて人が駅の近くに多かった。
そのため奏人は大通りから一本外れた路地を通っていた。
これが、俺の高校生活を大きく変えることとなるとは思ってもみなかった。
これからどんどん甘々なお話を書いていきますので応援おねがいします!
読むにつれて面白くなっていくはずなのでぜひ先まで読んでいってください
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