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赤夜 Sekiyo  作者: KIKP
夢想還魂
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夢想還魂 2

校内を歩いているとまだ朝練を行っているのか運動部の声や吹奏楽部の演奏の音がよく聞こえてくる。

自分の教室へ迎う前に中央棟へ向かう。

この学校では朝練を行う生徒もいる為、その汗を流す為のシャワーが設備された更衣室がある。

軽く全身を手で撫でるようにして洗って行く。

一つのタオルで髪の濡れを拭い、もう一つのタオルで体を拭き下着を身につけコンセントを借りてドライヤーで髪を乾かしていく。

「まぁ、このくらいでいいかな」

ある程度乾いたのを確認し、使い終えたタオルと脱いだ服の入った籠を持ってもう一つ奥の棟へ向かう。

そこにある洗濯機の中には既に洗濯物が入っており、その中に自分の洗濯物と洗剤などを入れてスイッチを入れておく。


鍵を背負っていた鞄から取り出し、すぐ近くにあるロッカーを開く。

その中にはスクールカバンが入っており、それを取り出しロッカーを閉め、改めて自分の教室へと向かう。

道中に朝練を終えただろう子達が急いで更衣室に向かっているようですれ違う。

すると通り過ぎと同時に何かこそこそと話しているのがなんとなく聞こえた。

教室へ着き、中へ入るとクラスメイト達が一度一斉にこちらを見て静かになるも、数秒して再び会話を再開し騒がしくなる。

それを気にせず窓際の自分の席へ向かいそこに座ると、直ぐに何事も無かったように会話を再開する。


決してそれは悪口を言っている訳では無い。だけどやっぱり慣れるという事は…まぁ、無理なものは無理なんだろうな。長期休み明けというのもあるし。


時間まで一人、窓の外の景色を眺めて時間を潰す。

そうして集会の時間が迫ると、先生が廊下側の窓を開けて顔を出して

「もうそろそろ集会の時間だから体育館にいけよ〜」

と言って教室を回っていた。それを聞いて生徒達は会話をしながらぞろぞろと体育館へ向かっていく。

少し時間を空けて自分も体育館へ向かう為に戸締りの確認をして行く。


体育館に着くなり、入口に立っていた先生に鍵を渡して、自分のクラスの列の一番後ろに並んで立つと数分して始業式が始まった。

相変わらずこの校長先生の長い話は学校の始まりを改めて教えさせられる。

前に並び立つ生徒はもう飽き、退屈そうに欠伸をしたり小さな声で話し始めている。

果たして今までに校長先生達のこの話達を真面目に聞き、覚え、なにか影響を受けた人はいるのだろうかと失礼ながら思ってしまう自分もあるが、これも一つの様式美であると納得せざるを得ない。

そうありがたい話の終わりが近くなると

「それで今朝あった事で頭髪の髪色に関してですが入学説明の時にも渡された学園規則項目にもある通り、地毛である場合のみ許可を出しています。それで例えこの人染めてるんじゃないのか?と思ったとしてもその場で言及せずに私達先生に一言相談するようお願いしますね。決して個人の判断で糾弾したりしないように」

そう、軽い注意喚起をして始業式を終えた。

その後は着任式で朝のあの男の先生が壇上に上がっていた。


「え〜みなさんおはよう。今日から副体育教員と生徒指導員となる真堂力彦(しんどうりきひこ)だ。みなさん生徒の為にもビシビシ厳しくしっかりと指導するのでよろしく」


と今朝のあの態度からは思えないかなり優しい声と笑顔で挨拶をしていた。

まぁ、さっき校長先生に呼ばれたそうだし注意されたのか式だから場を弁えているのだろう。

だが、やはり今朝のアレを見ていた生徒は沢山いるために周囲ではこそこそと話されてしまう。

まぁ、既にやってしまったものは仕方ない。これを改善するにはこれからの関わり方次第だろうなぁ。


式は程なくして終わり教室に戻りHRが始まった。


「あ〜引き続きお前達の担任になる普樂(ふがく) 千和々(ちわわ)だ。はぁ…今年も大人しく問題を起こさないようによろしく頼むぞぉ〜お前達」


気だるげな先生のその挨拶に慣れているのか生徒達は楽しげに笑い合いながら返事をする。

「それで、色々噂とか聞いたりして後ろに空いている席があるから気がついていると思うが転校生が三人来ている。それじゃあ三人とも入ってくれぇ」


その合図に三人の生徒が入ってきた。

「それじゃあ三人とも黒板に名前書いて軽く挨拶よろしく。扉側のお前から」

と雑に指を刺して指名し、自分の椅子の背もたれに腕を組み乗せて座りくるくると回り始めた。


「じゃあ俺からかな」

と黒板に名前を書いていく。

その書かれた文字は失礼ながらとても綺麗な文字とは言えずガタガタで荒々しい執筆だった。


「大阪の方から来た。飛翔(ひしょう) 鳶鷹(とびたか)いいます。昨日こちらに来て日も浅くてわかれへんことだらけなので皆さんよろしゅうお願いします」


とても明るく和らげに笑顔での挨拶するその雰囲気はムードメーカー的なポジションになりそうな男の子だ。

軽く「文字汚ぇ」と言われても素早く笑いながら「そこまでではないやろ」と笑いながら言うその雰囲気は転校初日としてはいい掴みだと思える。


すると仲がいいのか飛翔は次はお前だぞと隣の子を見て合図を送る。

その子は自信があまりないのかとても小さく書かれたその文字は私の後ろの席からは何とか読めるものだった。だけどそんな事よりとても綺麗な字を書くなぁと思う。書いてる途中で二回もチョークを「あっ」て言いながら折っていたが。


「えっと…飛翔君と同じところから来ました…。里見(さとみ) 唯一(ゆいち)です…。えっと…その…よろしく…お願いします…。」


と自信なさげに深く頭を下げて挨拶をする。

雰囲気からして自信がなく消極的なのだろうか、転校挨拶で注目が集まるのもありかなり恥ずかしそうにしている。

それを気を使ってかクラスの皆は「よろしく」と声をかけていた。

二人はそれなりに中が良さそうだけど自信の点で正反対のような仲だな。


そして最後の一人である今朝の少女が名前を書く。


「東京から来た。綾嶄寺(りょうぜんじ) 梓麻(あずま)よ。よろしく」


そう強気で堂々とした立ち振る舞いの姿勢で挨拶をする。

彼女の書いたその文字はすごく達筆で書道等の先生が書いたような文字でざわついていたのだが、どうやらその事でザワついているのではなくその名前なのだと、周りの話し声を聞いて何となく理解した。


綾嶄寺とは日本有数の財閥の一つであり、家電や生活用品だけでなく医療薬に医療機器、乗用車や飛行機にロケットと様々な物、日本だけではなく世界と幅広い開発に携わっているとかどうとか。

だから、そういうのに少々疎い私でも何となくその名前を聞いたことがあったんだ。


だけど、そんないい所のお嬢様が何故、わざわざ都会の学校からこんな田舎の学校に来たのだろうと、皆が疑問を浮かべていたが、彼女のその静かながらも高圧的な雰囲気に誰もその場では聞けないでいた。

それにしてもわざわざ、このクラスに3人も転校生を入れるなんてな…。まぁその方が手っ取り早いからという理由だろうか。あの先生の性格からして。


「はい、自己紹介ありがと。それじゃあ君たちの席だが、一番後ろの窓側に3つ空いているだろ。三人で話し合って適当に座ってくれ」


「はい」

「は〜い。先生」

「は、はい」

と返事をして三人は私の横の空いた席に向かって歩いて来る。


「それじゃあ何処に…」

鳶鷹が話し合いを始めようとすると、その話を聞かずに梓麻が私の隣の席に座った。

「ちょっお前、勝手に」

「たかが席の取り決め話し合う必要ないでしょ。時間の無駄よ」

「まぁ、そうだけどよ…。お前はどっち座る?」

「ぼ、僕はどっちでも」

「なら、悪いがこいつの隣たのむわぁ。わいはそっちに座るから」

そう鳶鷹がこいつ呼ばわりしたからか、彼女が一瞬睨むように冷たい目で見た。

「…う、うん」

鳶鷹は唯一の方を見ていた為に気が付いていないが、唯一は自分が睨まれてるのかと固まってしまっていた。

「どないしたんや」

「い、いや…何でもないよ…」

「そうか?ならええけど」

不思議そうに見ながらも二人は席に着く。


「それじゃあホームルームを再開するがと言っても最初のホームルームなんて去年のそれと余り変わりないからさっさと決めていくぞぉ〜。まず委員決めだが。学級委員長をやりたいやつは…」

クラス中を見渡すが面倒なそんな面倒事を率先したい者など居るはずもなく氏名をされないように静かに俯いている。


「はぁ〜このまま待っていても決まらないし、時間ももったいないし…すまないが赤上頼んでいいか?」

「はい、大丈夫ですよ」

「それじゃ次に副委員長だが…」

当然、学級委員に続いてやるたいものなどおらず、時間が空くと思われたのだが、一人静かに手を挙げた。

「お、綾嶄寺やるか?」

「はい」

以外だなぁ。面倒ごとだから誰かがやっていればいいのにとか、やるなら中心、上に立つ者みたいに員長の方とか。そうではなく副委員を率先して立候補するなんて。

「じゃあ委員長、副委員長前に出てあとの委員決めなど頼んだよ」

そう言ってこの時間に決めることをまとめているであろう紙をひらひらと仰ぐ。


「それじゃあ、残りの委員を決めていくんだけど…え~と、まず図書委員をやりたい人は…」

そう聞くが誰も手を挙げる者はいない。皆部活など他に専念したいことがあるから。去年も皆委員をやりたがらずかなり時間使って、結局先生の作ったくじ引きで決めたんだっけなぁ。

でも、それは事前に察していた先生が用意してただけで、見るに今回はどう見ても持ってきてなどいない。今から用意するにしても時間がかかるしなぁ。それに毎度こう決まらない時にくじ引きを使うのも高校生としてそれもどうかと自分でも思うし。さて、どうしたものか…。

そう困っていると板書をしていた梓麻が息を吐いて黒板から私の横に立つ。


「他にも委員があるけど、やりたい委員がある人は手を挙げて」

そう聞くもやはり手を挙げる者はいない。

「では、この紙に書いてある、去年委員をやっていた人以外の中からランダムに委員を決めていくけどいいかしら?」

その一言に静まり返っていた教室が騒がしくなる。

「いやいや、それは無いでしょ」「勝手にそんな」と口々に言うのだが。

「時間の無駄でしょ。このまま黙ってたって決まらずにいるのだから」

「だからって綾嶄寺さんがランダムに決めるって…」

「去年はくじ引きで決めたんでしょ?なら、私が簡易的に作ったあみだくじで決めようと変わらないじゃない。それに何人かは不満とかなさそうに見えるけど」

「でも…」

「まあ、面倒な委員に割り当てられる前にまだまともだと思う委員に立候補してくれるならそれならそれで早く決まるけど」

とその一言に、去年委員をしていた人以外が直ぐに手を挙げて次々に委員の立候補をし出して各自で集まりじゃんけんでの委員の取り合いが始まった。


上手だなぁ。ランダムで面倒そうな委員に当たるぐらいなら、自分からまともそうなのを選ぶだろう。この決め方を見るに、来年の委員決めは去年今年と委員をやってない人から割り当てられるのは皆何となく察しただろう。だから少し不満はあったりするだろうが、それでも確かに皆が一度は何かの委員をするという事で公平には感じられるはずだ。

そこからは非常にスムーズに事が進みその時間内に決めることは全て決まった。


「いやぁ~学級委員二人のお陰で十分くらい時間が余ったな。それじゃあ明日にはテストもあることだし、次の時間は小テストでもするから残りの時間は自習してろ」

唐突な小テストに皆「え~」と不満を言いつつも、どこか嬉し気に持って来ていた課題などを開き勉強を始める。


「赤上と三人はちょっと廊下にこい」

皆が勉強をしている中、呼ばれて廊下に出る。


「悪いが赤上この三人の校内の案内頼んでいいか?こいつらは今日初めてこの学校に来たもんだからな」

「え?事前説明とかで来ているんじゃ…髪色のこともあったし」

「ああ、その件は顔写真の書類を送っての電話によるものだったからな」

「そうなんですね。まぁ私は別に構いませんが」

「一応、掃除場所はお前と同じところにしてあるから、そこんところの説明頼むよ。そのついでですまんが…」

「ああ…はい、分かりました」

「ありがとう助かるよ。お前たちも小テストの用紙は後で渡すから安心しろ」

「はあ…」

鳶鷹が少々嫌な顔をしながら返事をした。

「なんだいらないのか?」

「い、いや。要ります」

「別に私個人で用意している者だから強要はしないぞ。別にやらなくても私の機嫌が悪くなったり君たちの評価に影響することじゃないぞ」

「そんなら、わいはいらんかな」

「ふむ、二人は」

「私は必要ないです」

「ぼ、僕は一応やりたいです」

「そうか。なら机に入れといてやるよ。まぁ授業中だから静かにな」

そう言って教室に戻っていった。


「それじゃあ、特別教室から行こっか」

「おう、よろしゅうな」

「う、うん」


————————————————————————————


三年の教室と特別教室の集まった第二教棟で主使われる教室を案内していた。

今はどのクラスも自教室でホームルームを行っているためにとても静かだ。

赤上せきじょうさんのその髪凄いな」

「…そう?」

また髪のことで何か言われるのだろうか…。

「お、おう、めちゃくちゃ綺麗よな」

「う、うん…凄く色鮮やかだと思う」

その返事に立ち止まり、二人は不思議そうに思いながら

「ど、どうしたんや」

「いや、なんでもないわ。ありがと」

「そうかならえかった。そういえば赤上さんの名前ってなんていうんや」

「赤色の赤に中華とか難しい方のはな赤華あやかよ。よろしくね」

「おう、よろしゅうな赤華さん」

「よ、よろしくお願いします。あ、赤華さん」

「…」

「あはは、そうなかしこまらずに気楽でいいよ。うん、よろしくね鳶鷹さん。唯一さん。それと梓麻さん。さっきはありがとうね。あなたのおかげでスムーズに委員決めが終わったよ」

「別に…当然の事をしただけよ」

素っ気なくそう返されてしまう。

「そいや、気になってたんやけど、なんでみんはん、あんな小テストって聞いて少し嬉しそうにしてたんや?普通、急に小テストって聞ぃたら不満そうに思いそうやけど」

「まぁ千和々先生の小テストは特別だからね」

「特別?」

「うん。その小テストは明日や中間、期末テストが行われる数日前に行っていて、その小テストの問題は必ずと言っていいほど、そのまんまの問題がテストに出るからね。だから赤点回避や点数が欲しい人からしたらその小テストは受けときたいって訳」

「マジかよ。俺も貰っとけばよかった…」

そうかなり深刻そうにショックを受けたような顔をしている。もしかしてテストに自信が無いのだろうか…。

「だ、大丈夫だよ。僕が貰ってるし。家に行ったら一緒に勉強しよ」

「ああ、助かるよ…」

「綾嶄寺さんも必要だったら後で先生から貰ってこようか?」

「いいえ。必要ないわ」

「そう?それならいいけど」

「あと梓麻って下の名前で呼んでくれるかしら?」

「ああ、うん分かった」

すこし機嫌が…何か気に障ったのだろうか…何が…話題を変えよう話題を…。


「そういえば三人はどうしてこんなに田舎の方に転校してきたの?」

「ん〜まぁ俺達は家系の事情やな。そんで知り合いのおいさんにここの学校を紹介された感じや」

「…私も同じ様なもんよ」

と言うも三人ともが少し何かありげに表情が一瞬曇っていた。…この話題もまずかったか…。どうしよう…。と歩いていると最後に案内する最奥の教棟にある教室にたどり着いた。


「えっと、最後なんだけど、この部屋が清掃の時間で掃除する場所ね」

その部屋は教室の隣にあり、教員用の準備室のような場所なのだが、準備室と呼ぶには家の自室の様な生活感の溢れている雰囲気がある。

「一応この部屋と隣の教室と廊下が私達の掃除する所だから」

「おう、分かったけど…それ何してんだ」

「何って洗濯物を干してるんだよ」

「いや、それは分かるんだけど…赤上ちゃんがする事なんか?」

「まぁ私も洗濯機をついでに使わせてもらってるから。これくらいはやらせてもらうよ」

そう言いながら干して取り込んで放置し散らかっている服などを畳んで片付けていた。

辺りを見ると紙やらが散乱している。

「俺もできる範囲で手伝うわ」

「ぼ、僕も」

「ありがとう」

二人は散乱した紙を集めたり、倒れている本などを立てたりと整理を手伝う。


梓麻は最初はその様子を見ていただけだったが、手持ち無沙汰に感じたのか静かに片付けをこっそりと手伝っていた。

何だかんだであの子もいい子なんだなと、聞こえないように微笑みながら片付けを進めていく。


片付けなどが軽く終わり教室に戻ってからは、自習となっており、授業時間を終えて今日の学校の予定を終えて放課後となる。

放課後になると同時に「赤上いいか?」と千和々先生に呼ばれて何処かへと連れて行かれる。

するとクラスメイト達は転校生と話をしようと集まって行き「綾嶄寺さんって…」と近寄った女の子たちが話しかけようとしたのだが、

「ごめんなさい。すぐに用事で行くところがあるから」とさっさと荷物をまとめて教室を出ていった。

残された女の子達は残念そうにしながらも直ぐに、少々不機嫌そうに「何あれ」「まぁまぁ明日もあるし」「そんな事より早く学校終わったしあそこ行こうよ」と話しながら続くように教室を出て行く。


残っている鳶鷹と唯一も男子生徒に囲まれて、口下手な唯一の代わりに鳶鷹が楽しげに応答し、それなりに満足するまで話てみな寄り道場所を考えながら帰っていく。


「それじゃあどないする?伝えられた時間まで結構あるけど」

「う、う〜んとりあえず、い、色んなところを見て回りたいな」

「そやな。こっち来たばっかで何もわからへんし、軽く探検でもするか」

「うん」

二人は教室の戸締りを確認し鍵を職員室に返し学校を出て行く。

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