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指一本

作者: 川里隼生

 危ない!

 反射的にプラットホームの赤いボタンを押すと、入線しようとしていた列車の運転士が異常に気付き、急ブレーキをかけた。私の目の前で、黒いランドセルを背負った子供が線路に転落していた。子供は助かった。


 しばらくしてから運転を再開した快速列車に乗って、私はある廃ビルの屋上まで上がった。ライフルを取り出し、スコープで地上の人物を確認する。引き金を人差し指で引いた。恰幅の良い、葉巻を手にした大男が死んだ。

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― 新着の感想 ―
[良い点] 指で人助けをし、そのすぐ後に今度はその指で人を殺める。 200字でありながら、濃い内容でした。
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