第1話:秘めた想いと暗殺者
やっとの第一話ですね
楽しんでもらえると嬉しいです
それでは、あとがきで
チュンチュンチュン
小鳥達がさえずる朝、
コンコンッ
「お嬢様、朝でございますよ」
執事、ルイの声で始まる一日
「ん−」
わたし、梓はとある大企業の社長令嬢
「今日の朝ごはんですが・・・」
「和風料理がいい」
「かしこまりました」
では、というとルイは部屋を出て行った
「ふ−・・・・」
ルイと出会って何年たっただろう
「幼稚園の卒園式の次の日に来たから−・・あ−、もう10年か」
桜が咲く季節、わたしは高校生になった
本来は都会で住むはずだけど、都会はごちゃごちゃしているから
現在はちょっと田舎の県でのんびり過ごしている
「は−・・・学校か・・・」
家とかでは、ルイはわたしのそばにいる、わたしだけの執事
だけど、学校に行くとルイは普通の生徒になる
それに、ルイはカッコイイほうだから、女子に人気だし
近づけない
「やだな────ッ・・・」
「なにがですか?」
「ッ!!ルイッ」
突然、ルイの顔が出てきてビックリした
「どどどど、どうかした?」
「あ、お食事のご用意が出来たので・・それから、なにがいやなんですか?」
にっこりと、だけど、どこか
“学校がとかいわないでくださいよ”とでも言ってるような雰囲気だった
「べ、別に−・・・ってか、着替えるんだからさっさと、出て行ってよッ」
「ちょ、お嬢様」
ルイの背中を押しながら部屋の外に出すと
「覗いたらクビよっ」
バタンッ
「は───・・・ッ」
「・・・・・」
ルイがため息をついて、廊下を歩いていくのを確認してから
どんっ
ドアにもたれながら下に座り込む
「ルイの馬鹿」
いつ、ルイに聞かれるかわからないから、ボソッ、とつぶやく
わたしは、執事であるルイに
〔 恋をしている 〕
よく、見る漫画(執事モノばかり)では
絶対に
お嬢様と執事の恋愛は駄目だ−、禁止だ−
ってなってるけど、それを覆したり
駆け落ちしたり───・・・
結局、ハッピーエンドになってる
ちなみに、わたしのところも、恋愛禁止
だけど、覆したり、駆け落ちなんてきっと無理
だってルイはわたしのこと
〔 ただのお嬢様としか思ってないもん 〕
それが、とても苦しい
もし、聞いてみて、そう答えたら
わたしはきっと、立ち直れない
だから、この想いは
誰にも言うことなく、心の底にしまっておくことにした
あの出来事がおこるまでは────・・・
*
「お嬢様、やっといらっしゃいましたか、学校に遅れますよ」
あの後、10分以上は部屋に閉じこもっていたと思う
「お嬢様?」
「・・・なんでもない」
あの想いをさらけ出せれば、ルイにもっと甘えられるのに・・・・
ルイにもっと、優しく出来るのに
いつも、そう思っていた
「・・・・・・」
ルイはちょっと、無言になりつつも、わたしのところにきて、椅子をひいて
座らせてくれた
そして、わたしの隣に来ると
「今日のメニューは────・・」
そう言って、料理名などを言っていく
だけど、わたしはそんな言葉なんて耳にははいってこない
毎日、それの繰り返しだった
「では、おめしあがりくださいま・・・ッ!!」
そう、その時までは───
「ルイ?」
「お嬢様ッ!!ふせてくださいッ」
そういって、ルイはわたしと窓の間にきてかまえる
「る・・・ルイ?」
「ッ・・・」
ルイの唯一の苦手である歌を歌うときも険しいというか
厳しい顔をするけど、このときのルイはいつもよりも、真剣で
とても
怖かった────・・・・
「ル」
わたしが、ルイの名前を再度呼ぼうとしたとき
ガシャ─────ンッ
窓ガラスになにかがぶつけられ、一気に割れた
「なに・・・」
「チッ・・敵が・・・外国の暗殺者がやってきました」
「ッ!!!!」
そのとき、窓の外に何人者の怪しげな男達がたっているのが見えた
きっと、それがルイのいう
─アンサツシャ─
わたしは、そのとき、ルイに出会ってから一度もなかった
恐怖を感じた
どうでしたか?
つまらない作品だったでしょう/笑
この調子で続いていくと思います−←w
正直、この後始まる戦闘ですが、
自信なしです><
なので承知のうえで見ていってもらえると
わたし、感激すぎて、なきますので/笑
ではでは、
2話もよろしくおねがいしますっ♪