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『きみを嫌いな奴はクズだよ 木下龍也さん』を読んで

作者: 秋葉竹



あっ、違うよ、勘違いしないでよね。

「木下龍也さん」のことを嫌いって言ってんじゃないよ。「木下龍也さん」という「さん」の付いたペンネームでもないよ、ほんとは、龍也、でおわってりゃあいいだけの話なんだが、ほら、私、人のこと呼び捨てにするの嫌いな人じゃないですかぁ?(って、このなになにの人、って言い方も嫌いだけどね、今回は、わざとね)(って、なぜに、わざとなの?)そういえばむかし卓球マンガで『ピンポン』というタイトルの名作があって、その主人公が卓球の勝負に勝ったら自分のことを「さん」付けで呼ばせようとするときに言ってた「負けたら、「さん」くんろ」(卓球をして負けたら自分のことを「さん」付けで呼べ、という意味)というセリフがあって、なんか大好きだったなぁ。

映画でもやってたなぁ、あれも原作マンガに沿ったとても良い出来の青春スポ根ものだったなぁ。




で、閑話休題。

って、いきなり閑話っから入るなってね?


だから、「きみをきらいなヤツはクズだよ」って短歌の本、短歌集を読んで思ったことを書くよ。

とは言え、全部読んだわけでもないのでちょっと短歌について思ったことを書くくらいかな?


あ、短歌の技術の話をするね。


眼に浮かぶことが、大事、って話さ。

だってふつうこんなので、なにか風景が眼に浮かぶ?


『夕暮れのギターケース』


でも、次の言葉をつなげると、あら不思議。


『夕暮れのギターケースに投げ入れる』「お金」


これで、ギターケースを前に路上で歌ってるミュージシャンの図が浮かんで見えるでしょ?


私は、今日はこれが凄いと言ってるんであって、この後に続くもっと凄まじい完成形の短歌を褒めたい訳じゃないからね。

まぁ、一応それも載せておくけど。





夕暮れのギターケースに投げ入れるあしたこわれる国の札束





しかもあと一言だけ言わせてもらえれば、これ。


明日壊れる、じゃ、ダメだしね。

あしたこわれる

凄いなぁ、一字一句考えて書いてんだなぁって、尊敬するよ、若僧でもね(あっ、ごめん、歳知らないんだけど、この短歌を書かれた時は若そうだなぁって想像だけで言ってます)。


あと、「あとがき」バージョン。


問題です。


問: この「あとがき」が書かれたのはなんという書物でしょうか?





あとがきに「ぼくを嫌いな奴はクズだよ」と書き足すイエス・キリスト





さて、これが問題です(って、なぜ二度言うかと言えば、ここがたいへん大事なところだから?)。



無論イエス・キリストさんは書物など執筆しておられませんから、残しているあとがきなんて、ほんとうは無いのでございます。

でも、わかってしまう。

解答は、無論というかなんというか、『聖書』でしょ?

そのあとの、宗教に対するメッセージ性はこの度もまた一度置いておいて、ですな(ですな、って。おっさん化?)。

今回問題にしたいのは、この短歌を読めば「あとがき

」が書かれているのは『聖書』だってわかるってこと。


あと、こんなのもあるよ。





人類が0へと着地する冬の夕日を鳥は詩にするだろう





これはわかりにくかろう?

滅亡かな、とは思うけど。

むかし、「鳥人大系」という神さま手塚治虫先生のマンガがあったけど(ちなみに、笑い飯の漫才のネタの「とりじん」ちゃうで。ちょうじんたいけい、と読むんやで?)

これは、人類を鳥が滅ぼして、人類と同等の文明文化を持った(無論喋れる)鳥の世界を描いたマンガだったのだが、そんなマンガを下敷きにしたような短歌なのかな、って思ってしまう。

たぶん、というかほぼ。ちょっと、というかほとんど。共感を得られないであろうことは承知で書いてます。


閑話休題。


だから言いたいのは、短歌を書くのなら想像できるボキャブラリーを使いなさい、ってことかな?


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