襲撃
3日後に契約を取り決め食材を仕入れるため昼前に俺は山に入っていた。
ここは結構広くいろいろな地形が隣接しており、それぞれで条件がピッタリなのか野草が大量に採ることが出来る。
米モドキもこの山の沼地に生えている一通り取り終え山を降りようと鞄を担ごうした時、左後ろから光弾が飛んできて顔のすぐ横を通り過ぎ正面の木に当たり爆裂した、炸裂音と砂埃が舞い上がり砂が喉に入り咳き込んだゴホゴホ
こんなところで魔法使うなよ・・・当たる所だっただろうが
砂煙が晴れ数人のマントを着こんだ奴らに周りを囲まれていた、そして後ろから甲冑を着た聞き覚えのある男の声がした
「いやいや困りますよ依頼や任務の類は破棄してくださいと言いつけたではありませんか?流石冒険者ですね戦うことにしか能が無いタイプは扱いにくい貴方はどうなのか知りませんが、そうそうEランク風情があの小娘に加担してもなんの得益にもならないんですよ?現状あの娘のせいで我々に囲まれていますからね、まあ逃がす気もありませんが、でもどうやらあの娘はお前に期待しているようでしてが少しばかり目障りなので消えてもらいます・・・やれ!」
いつから見張っていたのだろうか?気配はしていたが脅威にはならないだろうと放置していたのだが、まだ俺の索敵能力にも穴があるという訳か、周りのマント共が詠唱に入り重音が聞こえる1人1人潰そうとしたがそのさらに後ろから複数の魔法弾が飛んでくるそれを避けるとマント野郎の浮かばせた魔法陣の中心を踏んでしまった、それにより不思議な光の蔦により拘束され身動きが取れなくなり詠唱が完成されていく
「「「爆雷の鳳凰」」」「「「風刃の青龍」」」「「「大地の玄武」」」「「「天上の白虎」」」
次々と放たれる魔法弾・・・鳳凰は火 青龍は風 玄武は土 白虎は・・・なんだ?1撃1撃体を打ち結構な痛みが走る・・・なぜ気が乱れる?必死に体に纏わせ身を守ろうとするがうまくできない何発も当たるうちに意識が朦朧として体の違和感に気付いた・・・この蔦に吸収されている!
蔦の効果が切れ地面に伏した後も何度も何度も攻撃が繰り返される
何分経ったか分からないが攻撃が止み煙が晴れる、そこにはこちらを用心深く警戒していたマント集団だが魔力切れなのかもう魔法弾は撃ってこなかった、痛みで体を丸めるが堪え立ち上がろうとする、が
「しぶといですねさっさと死ねばいいものの無様に生き残っている、あの女も何故このような者を頼ろうとしたのか?さっさと抱かれれば良いものを」
俺もアンタも根本は大して変わらないのか人間の欲望に忠実な分だけあんたの方が楽しいのかもしれない
「何を言われ乗せられたのかは知らないが恨むなら私でなくあの女どもを恨むのだなうまく乗せられ利用されただけなのだから」
不敵な笑いを浮かばせ帯剣を抜き右手のひらを貫かれ次左手を刺され次々体中をズタズタにされる
「違う・・・俺はアイツらを信じて・・・」
「フッハハハハァ・・・愚かな女などに騙されて言いようになっている馬鹿な男だな」
聞き障りな・・・声で・・・うるさい・・・黙れ・・・別に利用されていてもいい・・オレハ・・。
「せいぜい自分の愚かさを悔い死ぬがいい」と高らかに笑い胸を貫かれた
血溜まりが地面にでき意識を失った
「ガッリツ様この者はいかがいたしましょう?」
マントの野郎が甲冑に敬礼をし指示を仰いだ
「構わん捨て置け愚かな男の最後だ」
黒ずくめの集団が去っていき日が暮れた
一度光が照らし暗くなり滴が顔を濡らした、冷たい雨粒が服を濡らし痛みをこらえながら体を起こす
「ん・・・?俺はどうなった・・・?生きてるのか?」
服が濡れ体が怠いが特に異常はなさそうだ刺された傷も塞がっている立ち上ろうとしたが、前が真っ黒になり座り込んでしまった、貧血か・・・。
座っていても仕方ないゆっくりゆっくりと立ち上がり街に降りることにした。
鞄は荒らされほぼ空、武器は宿屋に置いてきたが奪われているだろうとにかくそこらの野草を一通り引っ掴み鞄に入れ町に降りる
宿屋に行こうかとも思ったが奴らに仲間が居たらあの野郎に報告されるだろうそれは困る、今俺は死んだことにしとかなければ都合が悪い、だがこのボロボロ格好もどうにかしなければ。
一文無しとは・・・いつかを思い出す、さて俺は1日半寝ていたことになるが約束は3日後つまり明日だ今からでは仕込みが間に合わない・・・どこかの調理場を借りるかしなければ・・・。
カリンとか言う女の家ならば設備もそろってそうだが頼るのも見っとも無い・・・。それに今は一文無しで場所を借りることは出来ない・・・。
どうすっかな・・・・調味料のことは俺しか知らない場所に置いてあるから問題ないが・・明日ぶっつけ本番で行こうか?
ついでにあの野郎ぶっ潰す




