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再びギルドへ


神刀の騒ぎから4日経った今日ギルドに行くことを決めた、昨日までは神刀モドキを親方の前で出来るかどうかという実験を行ったが、また1本出来てしまった。

しかも前に作った奴よりもいくらか上手くいってしまった。


親方はまた意識飛びかけたが目の前で起こっていることが真実であること、下手すれば世界を揺るがす物事の発端になるかもしれないことは分かっていたが、自分が到達できなかった高みに弟子が登っていくところを見たかった。

だからそれをやめろとは言えなかった。

そしていつの日か完全なる神刀を作り上げてしまうとこを悟った。

そして今己ができることをしておきたかった。


未来の為に獰猛な笑みを浮かべたのだった。












半年ぶりのギルドの前です。相変わらず酒臭いですそして後ろには親方がなんでか俺の中で最高傑作(普通の剣の中で)の大剣を背負っており圧倒的な存在感で「入らないのか?」と言っております。


息を整えて扉を押し入った


昼前に来たせいか酒場はよく賑わっていて多少の物音は気になっていないようだが親方が入った瞬間視線が一気に向けられた気がした。背中を押されて受付に歩き出した。


飲んでいる者の中に半年前のことを知ってるやつが居たようでこっちまで聞こえない声で囁き合って大笑いしている。すっげームカつくがあの時同様無視して進むそして一番ムカつく猫女の前までついた。


猫女はこっちを一瞥したが爪の手入れを続けているが口だけ開いた。



「なんですかあの時の人間さんですかもう来ないのではなかったんじゃないんですか?まだ半年しか経っていないのでにまた来るなんて流石サル頭は違いますねぇ」


そしてフロア聞こえる笑い声をあげそれにつられうるさい声が響く。さっさと要件を言えと後ろからの威圧が。


「ええ半年前に登録手続きに来た人間ですが今は少し状況が変わりまして今ここでカードを発行してもらわないと後で大変なことになるんです」


一層周りが騒がしくなったどうやら後ろの親方の存在がちょっと気にかかる様だ傭兵でも雇って脅しに来たとでも思っているんだろうか?


「あらあらそんな脅しは効きませんよ貴方がどうなろうとこの国及びギルドは一切被害は受けることはないんです。それに傭兵1人でそんなことしに来るなんてよっぽど暇なんですね」


まったく興味がない風に答え最後に皮肉を。

しびれを切らし親方が「お前じゃ話にならんギルマスを呼べ!!」と威圧を込めて言葉を発したらシーンと静まり返った。

確かにすごい声量だがさっきの騒がしさからこうなると少し寒くなる。


「お・脅しはき・効きませんよ?こ・・ここをどこだと思っているんですかあ・・あなたも冒険者ならそんな利益のないこと・・ややめませんか!」


メッチャ効いてるじゃないか、声震えているし。


だがそれに賛同する声が再び巻き起こり騒々しくなったが入り口から「静まれ」と低い声で黙らされた。

振り向くと背の高い男エルフがカツカツとか踵を響かせながらが親方の後ろに立ち謝罪を述べた



「ガルド殿部下が失礼を血気盛んな奴らしか居ないので無礼をお許し下さい。で、これは何の騒ぎだ?アイナ」


指名されたであろう猫女が目を泳がせ慌てて言い訳を言おうとするが親方が口を挟んだ


「レ・レギスマスターなぜここに・・・じゃなくて。こ・これはですねぇ」

「レギスよ何時からここは人間を蔑む態度をするようになったのじゃ?」



レギスは目を見開き弁解した


「いやそんなこと方針としては絶対無いはずです誰がそんなこ・・・おい」


親方が猫女を顎で指したら前からドスの利いた声が聞こえ後ろで悲鳴が鳴ったた。



そして声を大にしはっきり話し出す


「お前らが人間を憎む気持ちは分からんくもないがこの場所にこれからも居たければ私の規律に従ってもらわなければならない。それとアイナお前はしばらく謹慎だ私のいない間好き勝手やっていたみたいだからな?異論のある者は居るか?居るなら外でお話しようじゃないか・・・あ?居ないのか根性のない者どもめ」



額に青筋を浮かばせ長い一言を言い終わり周りを睨むそして柔らかな笑顔を浮かべこちらにも申し訳ないという意味なのだろうかお辞儀をした。


「一年ほど各地を放浪していましてこの役職から離れていたのですが風のうわさで人間を罵倒しこのギルドから追い出した馬鹿のもが居ると聞きつけ予定を切り上げかえって来たところ運よくこの場面に遭遇という次第でございます」


親方は「そうか、そのおかげでこの坊主と出会えたんだ少しくらい感謝してもいいだろうか?」と言ったが首を横に振り代わりに俺の背中をバンバン叩いた。

それを見ていたレギスは額の汗を拭いながら質問した


「それでここへはどのようなご用件で御出で下さったのでしようか?」


その問いに親方が答えた


「ああわしの弟子であるこの坊主がギルドカードを作りたいと言うもんでな前色々あったようでこうしてわしも付いて着た訳だ」


ホッと安堵の表情を浮かべたレギスさん、ではと口を開こうとしたがその横で親方が重要な案件もあるが?と言った瞬間安堵の表情から引き攣った笑みへ変わった。


「お弟子さんのギルドカードを作る間で済む話ならここでそうでいなら上で」


その問いに


「作り終わった後でいいさこいつにも関係あることだしな」


その答えを不思議がるレギスさん


「それではコホン必要書類に記入していただくため少々お弟子さんをお借りしますがよろしいでしょうか?」


おう、やっと念願の身分証明書が手に入る!


「では貴方付いて来てください検査と簡単なテストを行いますので」


何するんだ?


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