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卒業試練

ドラゴンさんのところで修練し始めて1か月が経過した。


最初の頃は主に気弾と気功波を中心的に特訓し、なりには使えるようになった。

2週間程で空術も会得し界王拳モドキも2倍まで使えるようになった。ドラゴンさんの竜咆哮の下位である?咆哮もできる様になったし着実に力は付いてきた


今の自分はいったいどのくらいなのか試してみたくもなったが昔のように有頂天になって痛い目に遭いたくもないので自主練で体を鍛えるためだけに使った


そして2か月経ったある日ドラゴンさんから手合せしろという思念が聞こえたもちろん手加減はするという条件付き

2つ返事で了承した








いつもの草原に付いたら杖を突いた紳士服のじいさんが近づいてきた。こんなとこに人が、とか思ったが飛んできた気弾を慌てて避けたと思ったが左頬に暖かいものが流れたあと界王拳モドキ1を発動させた

じいさんことドラゴンさんは、「ほう~」とか言って腰を叩いている。そうか擬人化か本来の竜の姿から人の姿になると大幅に力がセーブされるんだろうその上、老人の姿になったってことは・・・?完全になめてるだろ・・・。



界王拳モドキはまだ不完全だ消耗する気が多すぎる。全快状態でも10分も持つかどうか・・・まあどうせ勝てないんだからさあ思いっきりやろうか、この世界に来て初めて笑った瞬間だった。


「ハァ!」


気合を入れまず今の限界であるモドキ4倍まで一気に引き上げ放出させる、全身が軋むがそんなの後回しだしっかりドラゴンを睨み付け 気合を込めた咆哮を発動させるその瞬間耳劈く様な衝撃があたりに巻き起こるその余波がまだ残ってるうちに特攻を仕掛ける顔面をぶん殴ろうとするが避けられ手を掴まれそのままに勢いで投げられる。

空中に投げ出され上体を安定させ周囲を探るが見当たらない・・・上に居るかと思い顔を上げたがもろに太陽を見てしまい目がくらんだ


するとそのすぐ後後ろから「ここじゃよ~」と暢気な声が聞こえ振り向いた瞬間拳が見え爆音とともに地面に衝突した、




砂が目に入った・・目をこすり視界が開け右腕以外が地面に埋まってることに驚いた・・・ドラゴンが「やりすぎたかの~」とか言ってニコニコしていることが異常にムカついた・・・おまけのでかい気弾付きで


「かっ・界王拳モドき・・・5倍だぁ!!」

上体を起こし無理やり界王拳モドキを発動させる至る所から血が噴き出し意識が朦朧とするが咆哮を同時発動させ再び特攻を仕掛ける。まさかまた特攻を仕掛けて来るとは思ってなかったようで少しがっかりした様子のまま気弾を投げてきた、じいさんの姿が気弾で完全に隠れたのを確認しその場で最大の気功波を撃ち放った。


俺の気功波とでかい気弾が衝突した、そして俺の気功波が気弾を突き破ってドラゴンに衝突し爆発した。

もう攻撃する気も残ってないのでその場でへたり込んだ

粉塵が晴れほとんどダメージ受けてなさそうなドラゴンが難しそうな表情をしていた


「合格だ今のは我でも少し危なかったぞ?」


全然危なげない口調で言い放つものだから素直に受け取っていいものかと思ったがそれよりも先に意識が飛んだ


「こいつは強くなるぞい」


何やらニヤけた顔で手当てをしているじいさんの表情はとても嬉しそうに見えた


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