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閑話1.3 見習い兵士ライガイ 1.3 アルキメス編 4

私はライガイ、ただの見習い兵士だ。


ディンという貴族に不意打ちを食らい医療室で横になっている、頭頂部を触ると包帯とポコっと膨れているこぶが出来ていた。

私がユータの方に気を取られていたとはいえ奴に後れを取るとは、修練がまだ足りないようだ。


外は暗くなっており4.5時間寝ていたようだ。扉が開かれユータが入って来るその表情は暗い。


「ライ、大丈夫か?その・・頭は・・」

これだけ聞けば私の頭の中身の事を言っているような気もするが

「大丈夫だ、問題ない」

心配かけまいとこう言ったのだがこれを聞くと安心したのか、吹き出し笑ってくれた、この言葉に何かあるのかとも思ったが考えても分からないので彼が持っている皿のようなものは何かと聞く

「ああ、厨房の人にリンカを1つ貰った」


リンカとは赤く薄い皮で覆われた果実で、食べられる実の部分は白いすっぱ甘く子供の時よく食べた。

まるまる1つではなくいくつかに切り分けてくれたようだ、皮の部分が無かったので一瞬分からなかった。


それから30分ほどその後の出来事について確認しユータは部屋に戻った。


私が倒れすぐ近くに居た教官が怒鳴りつけ10番隊の隊員達を追い出し、数人がかりでここまで運んでもらったようだ。

教官様には入団してから今まで大変お世話になっている、強面で少しキレやすい人だが私達のことを思って指導してくださっているに違いない。


明日の修練は休んでも良い、と言って下さったようだが1日も無駄にしたくないので、今日はもう寝ることにしよう。



おやすみ

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