producer
☆アキヨシ☆
「ありがたいけど、急に、どういう……」
俺は困惑している。
メンテナンスのあと、何時ものトレーニングルームに行くと、リヒロがトレーニングウェアでストレッチしていた。
「僕もするから、でもコピーじゃなくオリジナル創る」
とリヒロに言われたが、オリジナル……出来るのか?
「あ、リヒロ何でいるん?」
ミキヒコも来たが戸惑いが見える。
「……」
ショウがリヒロの手を握りしめ涙。
「ショウ大げさ」
リヒロに冷たく言われている。
ミキヒコの指導でレッスン開始。
ピーコック・ラヴの歌を口ずさみながら。
はじめはギクシャクしていたリヒロも数回で、ショウはもちろん、俺より様になっていた。
休息時にリヒロが言った。
「で、僕とミキヒコがダンスメインで、あとコーラスね。歌うまいからショウとアキヨシがツインボーカル。でもショウがメインボーカルで、アキヨシはダンスのサブに入る。何パートかショウもダンス入れるからね。ソロにして揃ってなくてもバレないようにしよう」
演出家リヒロの誕生だ……いや、プロデューサーか?
その後、プロデューサーは作詞作曲もはじめたが、大難航の様子だ。
ミキヒコが慰安エリアの筐体【鼻歌ダンスダンスプロデュース!君が作曲君が振り付け(意訳)】にご案内。
これが裏目に出た。
ある時。
「また行くのか」
レッスンの後みんなが汗だくの時に、ショウがあきれたように言った。
「なんか考えがまとまりそう」
リヒロが目を細めた。
別の時。
「えぇ、これから?」
コロンでの訓練の後、みんなでぐったりしてる時にミキヒコが言った。
「うん。形が出来てるから、行く」
リヒロが気合いを入れるように言った。
さらに別な時。
「今から行くの?」
ほぼ徹夜でのデータ解析後にまばたきしながら、俺が言うと。
「もう少しだから」
とリヒロは目頭を揉んで出ていった。
三人で話した。
結果。
倒れる前にとめよう。
手伝える事を探そう。
と決まった。
交代でリヒロにはり付いたら言われた。
「三人とも邪魔!」




