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disgraceful
☆クローバー☆
脚を傷めたらしい。
襲って来た識別不能機体のゴリ・ラリアンの青年が、1Gに設定してある遠心力回転エリアでだ。
鳥もちに埋まり、直立でうなだれた形の新型の可変機動装甲の後頭部コックピットハッチから現れ、そのまま床面に飛んだ。
そして左足を奇妙な形に床についた。
大絶叫。
左足を抱えて転げ回る。
見苦しい。
無様だ。
加重エリアを無重力エリアと勘違いしたらしい。頭頂高十五メートル作業体の後頭部から飛び降りれば我々ゴリ・ラリアンとて骨折ぐらいするものた。
ゴリ・ラリアンにとって骨折は非常に厄介だ。
治癒速度の速い我々では骨が変形したまま接合してしまう事があるからだ。
ま、自業自得としよう。
コロンの子どもたちもコックピットから出てきたが、これまたもがき苦しんでいる。
訓練後のこのタイミングで攻められたらナウティルスは落ちていただろう。




