表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
次世代機パスクア  作者: 柳井リュウ
18/48

approaching

☆ナウティルス☆


離れて小さくなってゆく地球を、外層ブリッジから五人はずっと見ていた。

皆、夜の海上では家族を視ることができた。アキヨシもリヒロもミキヒコも涙で家族の名を叫んだ。

ショウは毅然と父に敬礼を返した。

大気圏外では軍の作業体に敬礼で見送られた。

ここでついにショウも父を、かつての仲間たちの名を泣きながら呼んでいた。

≪……あなたが居るから……るよどんなに……なじ夢が……≫

ヘカテに向けて自動制御していた古い機材の観測機器が歌を捉えた。

「星のお姫様の歌だ」

四人は距離など関係ないのに外層ブリッジ中のディスプレイに走り寄った。

リヒロが調整を始めた。

しばらくするとノイズが少なくなった。

≪……れるなら 同じように 夢をみようよ どんなにつらくても 一緒ならば乗り越えられるよ られるよ……≫

【警告!警告!識別不能飛翔体高速接近中警告!警告!識別不能飛翔体高速接近中……】

歌は掻き消された。

直後にミキヒコとショウが走り出した。

少しして頷きあってからリヒロとアキヨシが続く。

「クローバージィ……艦長もしかしたら、ショウ達を援護してやって。僕等は二人と違って今日まだ前処理してないから、してから行くから」

走りながらリヒロがクローバーに声を投げた。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ