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次世代機パスクア  作者: 柳井リュウ
17/48

chase

☆メジャー☆


メジャー・パーバート・パァーヴ

おれの名前だ。

今、名前のとおりの役職にいる。

おれは誇り高きゴリ・ラリアン。

航宙軍所属、メジャー・パーバート・パァーヴ少佐だ。

が、志願して、軍に居ても、上り詰める気ない。

飛翔体に乗り飽きるまで軍にいて、その後、配置転換を願い出て元々いた一般職の人口管理局に戻るつもりだ。

パァーヴ家は代々人口管理局の役人だ。

人口管理局に伝があると余人には思いもつかない余禄がある。

おれはそれを堪能できる家柄にいる。

クローバー前首席が旅に出ると曾祖父さんが言った。

クローバー前首席だけが不慮の事故でみまかられるのでも良いと曾祖父はいう。

巨艦が残るのだから。

ナウティルスのクルーには労働者の小童が四人きり。

後はロイドが百数十台だが、これはいい。

ロイドには人類を攻撃する事がでいないように成っている。

あの船とちがってロイドはゴリ・ラリアンは人類として認識しているからだ。

曾祖父さんの調べでは、可変機動装甲コロンを二台ほど持ち込んでいる様だが、動かせる軍人の労働者はひとり。

クローバー前首席も動かせるだろうが出てきたら幸いなのだと曾祖父さん。

曾祖父さんいわくクローバー前首席のコロンを落とし、小童を捻り潰せば、巨船ナウティルスが無傷で手にはいるのだそうだ。

おれは、無人のブースター船のカタパルトから試作可変機動装甲飛翔体を発進させた、ブースター船の崩壊スイッチを押した。

崩れ行くブースター船は、細かな部品となりやがて大気圏に引き寄せられ、華やかな流星雨となるだろうよ。

ナウティルスに向けてもう一息。

おれはひとりでもデキル、ゴリ・ラリアンなのだと曾祖父さんは言う。

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