2人? の切っ掛けは
1年前の事って覚えていますか?
特別な事以外で。
私が柊弥さんに取り憑いた切っ掛けは
1年以上も何故か空室だったこの部屋に
引っ越してきたのが始まりです。
「ですよね?」
「急に、なんの話題だよ!? って言うか誰宛の説明だよっ!!」
「あはは~♪」
「全く・・・」
それで、柊弥さんが引っ越してきてから3日目の夜。
時間は0時過ぎ。
「あっ・・・ 日付変わったから4日目?」
「だから、なんの説明だよっ!!」
まぁ、良いです♪
その夜、初めて柊弥さんの目の前に私が可視化モードで登場したのです♪
「ですよね?」
「だから、何の話題だよ!!」
「ほえ?? 私と柊弥さんの出逢いのお話です」
「あぁ・・・」
なんか、もの凄く疲れた顔をされてしまいました・・・(泣)
「幽霊は嫌でしたか?」
「当たり前だろ! 幽霊が好きって奴なんて知らないよっ!」
「そうですか~ 残念です・・・」
「何が残念なんだよ・・・」
「無念です・・・」
「それはやめろ!」
そんな感じで現れた私に柊弥さんが気が付いたのは
「朝の6時半でしたね・・・(泣)」
「あぁ・・・ それは、なんか悪かったよ・・・」
「ずっと、待っていたんですよ(涙)」
「しょうがないだろ・・・(困)」
「仕事と私、どっちが大切なの!!」
「お前は嫁か!? 幽霊が大切とか普通に無いだろっ!」
折角、あの夜は・・・(///)
初めて逢うのだから、お気に入りの衣装でキメたのに・・・
「とてもツラかったのですからねっ!!(苛)」
「急に逆ギレするなよっ!!」
「むぅ~!(怒)」
「脱げば良かっただろ?」
「しょ、初対面で脱げとか・・・ 酷いです(泣)」
「初対面で、ゆるキャラの熊の着ぐるみを着てくる方が酷いと想うけどな・・・」
「だって、あのキャラ好きなんですもの・・・」
「夜になると、あの熊は化けて好きと言った子供を次々と・・・」
「次々と??(汗)」
「深い森に連れ去るらしいぞ?」
「ふえっ・・・ や、辞めて下さいっ!!(怖)」
「ほら、あの着ぐるみが勝手に歩き出して後ろに・・・」
「ひあぁあー!!!!(大泣)」
「って、そんな訳無いだろ・・・」
柊弥さん酷すぎます・・・
「そ、そう言うの辞めて下さいっ!」
「なんでだ?」
「なんでって・・・ 私はそう言う話が苦手なのっ!!!(怒)」
「苦手って、お前の存在自体がそれだろ!!(怒)」
「むぅー!!!」
「むぅー じゃねーよっ!!」
そんな感じな初日?の出来事でした・・・(困)
つづきます♪