1歩。1歩。
う~ん・・・
色々悩み中です。
あと少しなのですけども(汗)
その後も歩き続け、柊弥さんの足が止まった先には
大きな建物が・・・
「あっ・・・」
「・・・・・・」
「ココ知ってますよ?」
「何階?」
「確か、5階です」
「5階か」
柊弥さんは建物の中に足を進め5階へ。
「柊弥さん?」
「・・・・・・」
建物の中に入った途端、柊弥さんは何も話してくれません・・・
私の方も見てくれないし・・・
「あの? 柊弥さん?」
「理奈が知っているのはココか?」
「はい?」
「5階の、この部屋」
柊弥さんが開けた扉の先には
機械に囲まれた1人の人間の姿?
「あ、あの・・・」
「理奈」
「はい・・・」
「理奈は、地縛霊でも幽霊でもなかったんだよ」
「???」
「まだ生きているんだ」
「・・・うそ?」
「目の前に居るのが、理奈自身だ」
柊弥さんは2人の私が居る病室で
色々と説明をしてくれました・・・
どうやら、無理を言って不動産屋さんに
私の事を教えて貰ったらしく
ある日、急病で倒れた私は
意識不明でこの病院に運ばれたまま
今も昏睡状態が続いていてると。
不動産屋さんも、私は昏睡状態なので
事故物件ではないのですけども・・・
良く分かりませんが難しい事情があるみたいです。
「私は、生き霊だったのですね・・・」
「あの部屋には理奈が住んで居たんだよ」
「信じられない・・・」
「こっちが信じられないけどな(笑)」
無理に笑う柊弥さん・・・
私は、ここからどうすれば良いのか
分からないです・・・
「寝ているの、本当に私なのですね・・・」
「少し、今の姿とは違うけどな? 髪型とか」
「私って、柊弥さんと同じくらい?」
「約2年前に倒れたのが22歳の時だと聞いた」
「それじゃ、同い年なのですね・・・」
「今は、理奈が2歳年下の設定だけどな」
今の姿は、私が倒れた時のままなのだと想う・・・
だから、今の私は22歳。
ずっと22歳・・・
「そうだったんだ・・・」
「不思議だな?」
「はい?」
「理奈が自分でココまで来たんだから」
「私が・・・ そうですね・・・」
「良いんじゃないか?」
確かに、柊弥さんは私が決めた方向に
歩いて来ただけ・・・
偶然ではないと想う。
「私は・・・」
「自分に戻れば良いんじゃないか?」
「・・・・・・」
「嫌なのか?」
「分からないです・・・」
「分からないって 何が?」
「目覚めるのが、怖いです・・・」
「どうして?」
多分、今の状態に慣れてしまって・・・
今更戻っても今までの自分は
きっと消えてしまう・・・
そんな気がするのです。
「私は、どこへ行ってしまうのでしょうか・・・」
「元の在るべき所に行くだけだ」
「でも、ずっと寝たままだったのですよ?」
「焼き魚」
「はい?」
「塩焼きの魚、また食べられるぞ?」
「・・・・・・」
「ホットケーキだって作れるし」
「・・・・・・(涙)」
「烏龍茶もホワイトココアティも飲める」
「で、でも・・・ 目覚めても柊弥さんは居ないです」
「なら、居れば大丈夫か?」
「ふえ・・・?」
「目覚めの時に、ココに居れば良いんだな?」
「・・・でも」
「でも?」
「私が目覚めたら、柊弥さんが宿無しになっちゃう・・・」
「それなら、一緒に住めば良い」
「ふえっ?(////)」
「決まりだ、何も心配無いだろ?」
「い、今っ! もの凄く重大な事言ったっ!!(///)」
「う、五月蠅いっ! 早く戻れっ!!」
「あわわっ! なんか、急に扱いが雑っ!?」
「待ってるから」
その日、柊弥さんは私をココに置いたまま1人で帰り
残された私は誰も来ない病室で私を見ながら色々考えたり・・・
本当に戻れるのか
とか・・・
柊弥さんは待っていてくれるのか
とか・・・
今の私の記憶はどうなるのか
とか・・・
「むぅ~」
でも、いくら考えて悩んでも仕方がないです。
戻れるか戻れないか、戻ってみなくては分からないし
柊弥さんが待っていてくれたとしても
私の記憶がどうなっているのか想像も付かないけど・・・
「お願いね、私」
最後に一言だけ眠る私へ伝え
今の私は在るべき所へと・・・
本当に・・・
誤字脱字ありましたら
教えて下さい(><)
↑不安・・・




