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舞台袖の主役達



 ドドドドド____



「マジで、偉い目にあったな〜」


「ふぁ〜〜あ。てゆーか、ガチでカオちーが不用心なだけっしょ? もーちょい考えて行動しなよー」



 『魔道バイク』と呼ばれる乗り物のハンドルを握り独特な訛りのある話し方をする女の名前は、『異世界から来たヤンキー』朝比奈薫(あさひなかおる)


 そして魔道バイクの『サイドカー』で退屈げに欠伸をしている女が、『異世界から来たギャル』池淵心咲(いけぶちあいら)だ。



 この世界で転移者(ストレンジャー)と呼ばる彼女達は、素行云々に多少問題があるが一国の王族にその力を認められ爵位まで与えられた強者である。


 そんな彼女達がなぜ夜中に森を進んでいるかと言うと_____王城での生活に嫌気が差したから、らしい……。



 この世界で突然生活することになった彼女達は、よくある主人公達? とは異なり自由気まま好き勝手に生きて来た。


 そういった生活を送っていた彼女達が、王族と共に生活できる筈もなく……。


 ムラン帝国からアスティーナ王国に贈呈された最新鋭の魔道馬車(バイク)拝借して(ぱくって)、現在逃避行の真っ只中なのである。



「でもあれやん。客を襲うとか意味わからんやんけ」


「……カオチー、マジbk」


「あ〝? なんか言ったか?」



 そしてその道中、街道から離れた町に立ち寄ったのだが、その町の酒場でカオルが椀飯振舞いしたのだ。


 ………結果は御察しの通り、金銭目的の輩に寝込みを襲われ、急いで逃げてきたという訳である。




 ***




「ねーねー、なんかやばめじゃね?」



 暫く道無き道を突き進んでいると、アイラが急に神妙な面持ちで言葉を発した。



「ん?」



 アイラに言われ、カオルはバイクを止めて辺りを見回した。


 しかし辺りには鬱蒼とした木々があるだけで、他に何の気配も感じない。



「何もないやんけ、どないかしたか?」


「よく見て! まえ前! 超→暗いじゃんッ!」



 カオルが再び目を凝らすと、鬱蒼とした森に広がる闇夜を喰らう様な漆黒が辺りを包んでいた。



『……ギギ……グギギギ……』



 しかも、その漆黒の闇夜は何やら呻き声を上げて蠢いた。




【ステータス紹介】


 【名 前】 カオル=アサヒナ

 【年 齢】 18

 【職 業】 異世界から来たヤンキー 女伯爵 Cランク冒険者 戦闘狂(バトルマスター)

 【レベル】 30

 【体 力】 455

 【魔 力】 377

 【攻撃力】 370

 【防御力】 264

 【俊敏性】 330


 【スキル】

 空手 Lv.Max 集団統制 Lv.4 料理 Lv.1

 アイテムボックス 異世界会話 Lv.2 鑑定 Lv.2

 剣術 Lv.7 双剣術 Lv.3 投擲術 Lv.3

 底力 Lv.2 狂人化 Lv.2 怒り Lv.2

 窃盗術 Lv.4 砲術 Lv.2 弓術 Lv.1

 打撃術 Lv.5 盾術 Lv.3 回避術 Lv.2

 瞑想 Lv.1 挑発 Lv.2 必中 Lv.2

 道具再利用(アイテムリユース) Lv.3 装備交換(バトルチェンジ) Lv.3

 受け流す Lv.3 千里眼 Lv.1 神聖格闘術 Lv.4 射撃 Lv.3


 【ユニークスキル】

 天才肌(じゃじゃ馬) 非魔法適正(ちからづく)



 【名 前】 アイラ=イケブチ

 【年 齢】 16

 【職 業】 異世界から来たギャル Bランク冒険者 大魔導士(アークウィザード)

 【レベル】 37

 【体 力】 252

 【魔 力】 788

 【攻撃力】 216

 【防御力】 207

 【俊敏性】 141


 【スキル】

 化粧 Lv.4 交渉術 Lv.2 料理 Lv.6

 アイテムボックス 異世界会話 Lv.3 鑑定 Lv.3

 

 【ユニークスキル】

 異界詠唱術(ギャルスラング) 異界錬金術(マカフシギ)




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