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タイムリープ・メモ

連載が長期化しているので、総集編的なタイムリープ解除のまとめです。

誠治がノートに書いたメモ的なノリです。

復習用にどうぞ。


覚えている方は読まなくても大丈夫です


◆13話「一難」

 はじめてタイムリープが解除。紗菜と同居をしていて、柊木ちゃんとは別れたあとだった。

 俺は一人暮らしをしていたが、紗菜の会社が近所になるから、と同居を提案したという。


 その流れから察するに、会社は当時のままHRG社に勤めていたものと思われる。

 紗菜は、柊木ちゃんが俺のことを好きだとなんとなく勘づいていたらしい。


 別れた理由は、俺の『飽きた』の一言が原因。

 またタイムリープして学校に戻り、その「飽きた」発言をうっかりしてしまった俺は、柊木ちゃんを心配させたものの、誤解を解き事なきを得た。




◆34話「二度目」

 二度目のタイムリープ解除。紗菜とは同居しておらず、俺の仕事は、高校教師になっていた。

 柊木ちゃんとはまだ付き合っていて、同棲はしておらず朝食を作りに来てくれていた。


 修学旅行中に、柊木ちゃんに「働くなら一緒に働かない?」とほんの少し我がままを言われたことがたぶん原因だ。

 結婚はまだしておらず、そのことを話題にあげると、柊木家に挨拶に行ったあとで柊木ちゃんパパに年収一千万が条件として出されたという。


 現実的じゃないその額に、柊木ちゃんはただ吹っかけただけだ、とフォローしてくれた。

 俺は、教師になることじゃなく、柊木ちゃんを幸せにすることなんだと再認識した。


 再度タイムリープし、俺は柊木ちゃんにもっと稼げる男になると宣言をした。




◆65話「一往復」

 三度目のタイムリープ解除。前回同様、柊木ちゃんと同棲中だった。

 目覚めたときには、裸の柊木ちゃんが隣で寝ていて、朝チュン状態だった!


 俺はいつの間にか、柊木ちゃんとセッ〇スをしていた。


 柊木ちゃんと、夜、セッ〇スをしていた!


 ………………おセッセをしていた!!


 このときで、すでに同棲三年目だという。そりゃシちゃうよな……。

 どうやら、夏海ちゃんに俺たちの関係を打ち明けたことが効果を上げ、柊木ちゃんパパを説得する際、力になってくれたようだった。


 そのおかげで、同棲を認めてもらえた。だが、結婚前提の同棲と思いきや、柊木ちゃんママに、同棲と結婚は別、と言われていたという。

 柊木ちゃんママとしては、現役高校生と娘が付き合っていたという世間体を気にしてのことらしい。


 またタイムリープし過去に戻った俺は、「先生に告ったあの日のことは、一生後悔しない」と柊木ちゃんに告げた。柊木ちゃんも気持ちは同じだということを確認し、俺たちの絆がまた少し深まった。




◆84話「HRG社」

 四度目のタイムリープ解除。俺と柊木ちゃんが同棲中というのは変わらなかったが、夏海ちゃんがウチに間借りしている状態だった。


 一応社長令嬢であるはずなのに、フリーターをしているという。その原因は、四年前からHRG社が傾き、業績不振で倒産したことにあった。

 その影響もあり、いまだ結婚するには至っていなかった。


 またタイムリープで過去に戻った俺は、HRG社でバイトをすることを決意。

 俺一人が会社の業績を上向かせることは難しい。


 でも、倒産を防ぐ直接の要因にならなくても、過去を少し変えれば玉突き状態で未来が変わるかもしれないと考えた。




◆90話「俺の成果」

 五度目のタイムリープ解除。未来の俺が書置きしてくれたいた情報によると、俺は現在、HRG社の有望若手社員。でも、会社が傾きはじめているらしい。俺が過去でバイトをした成果は出ているが、倒産を遅らせることしかできなかったという。


 他に何か原因があるかもしれない、と書いてあった。一社員じゃなく、柊木家の人間として立ち回るほうが発言権も得られやすい、とも書いてあった。

 現在の俺と柊木ちゃんは、同棲中で前回同様結婚に関して進展はなかった。


 これまでのタイムリープが解除された未来を思い返すと、俺と柊木ちゃんが別れた一度目に限り、HRG社は何ともなかった。

 だけど、それを理由に柊木ちゃんと別れるのは本末転倒だ。


 またタイムリープして過去に戻った俺は、柊木ちゃんに正式にプロポーズの言葉を口にし、柊木ちゃんは泣きそうになりながらうなずいてくれた。




◆98話「柊木の母1」

 六度目のタイムリープ解除。今回未来の俺からの書置きはなく、俺の名刺を見てみるとHRG社ではなく別の会社で働いているようだった。


 同棲中の柊木ちゃんの話では、夏海ちゃんも今HRG社で頑張っていて、業績が落ちて大変なようだった。

 結婚の話になると、柊木ちゃんは「うちに挨拶しなくてもいいよ?」とらしくないことを言い出した。籍だけ入れて結婚式はしない、という方針らしい。


 相変わらず俺の方針は、誰もが幸せな結婚で、みんなに背中を押してもらうくらいの結婚だった。だからきちんと順番通りしようと言った。


 話を聞いていくと、挨拶不要発言の原因は、柊木ちゃんとママとの喧嘩だった。

 俺たちの将来のことで喧嘩をしているんだろう、と俺は考えた。


 夏海ちゃんを味方にしたように、今度は柊木ちゃんママを味方にすれば、この問題は取り除けるはず!


 タイムリープをした俺は、夏海ちゃんの紹介もあり、柊木ちゃんママ――愛理さんに挨拶をし、この時から続く母娘のわだかまりを解消することに成功する。


 だが愛理さんに、柊木の婿か養子になることを、交際と結婚の条件に挙げられた。

 二つ返事でうなずいた俺は、愛理さんに俺自身のことと、俺と柊木ちゃんの関係を認めてもらえることになった。


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