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Absolutely Bad End  作者: ブレッド埼玉
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一人目:歪んだ正義【前編】

彼は杉田直哉すぎたなおや高校3年生で部活動では空手部をやっており才能にあふれていた。

テストの成績は上位、空手は二段、高校生全国空手選手権2位の部活動のエースで容姿も整い身長も高い。

そして彼は正義感が人一倍強かった。

イジメられてたりしたら見逃せず助けたり時には捨てられた子犬や猫をスルー出来ずバイトをして餌を与えたりもしていた。

そんな彼は完璧で誰もが高嶺の花だった。

ゆえに嫉妬する者や憧れる者時には恋をする者など様々だった。

だが、彼にも特別視をせずに見てくれた人間がいた。


”妹”だった。


彼の妹は杉田春野すぎたはるのという。

彼には唯一兄として平等に扱ってくれる存在だった。

時には友人のように笑いあったり時には冗談を言ったり時には小さいことで口喧嘩をしたり。

そして大半の人間が彼のことを”シスコン”だと言った。

彼には自覚はあった、だから彼は開き直った。

”妹を愛していて何が悪い”っと

彼自身気持ち悪いことを思ってる自覚を持ちながら不快に思わない自分をやっぱりシスコンと自覚していた時だった。


それは起きた地獄の始まりのファンファーレが。


生徒の携帯が一斉にバイブレーションと共にビービーなりだした。

放送では恐怖心の煽るような警告音とともに伝えられた。


”現在大きな揺れが接近中、揺れに備えてください!どうやら東京湾が震源地のようです、近くに海のある方は津波に備えて高いところに逃げてください。


そして彼の頭に妹が脳裏を通った。

彼は無意識に走っていた妹の通う中学に向かって。

彼は自分の矛盾する行動に戸惑っていた。

ただの地震なら教師が何とか避難させてくれるだろう。

そしてここは埼玉県津波の心配はない、だが胸騒ぎがした。

嫌な胸騒ぎだ、危ない危険な香りが彼の足を進めたのだった。


そして彼が中学に着くころには地震は止んでいた。

必死に走っていたため揺れに気付かなかったのだ。

彼が息を切らせながら校門に手をついていると一人の少女が声を掛けた。


「お兄ちゃん!どうしたの!?汗びっしょり!」


「はるの!?」


そう、彼の妹だった。

心配とは裏腹にぴんぴんしていた彼がホッと安心していると汗びっしょりの兄を前にして少し心配そうに聞いてきた。

汗はとんでもない量出ていた。

自分はやっぱり神聖のシスコンだなと彼は自分で思いながら答えた。


「ああ、少し心配で顔を出しただけだ。ところでなんで校門にいるんだ?」


彼は恥ずかしいので話をずらそうと聞くことにした。

すると彼の妹はため息をしながら言った。


「地震が終わって窓覗いたらお兄ちゃんが校門に向かって凄い勢いで走ってるんだもん。凄い驚いたよ。それ見て下に降りてきたってわけ」


彼は余計に恥ずかしくなって口ごもった。


「そ、そっか悪かったな。」


彼がそういうと彼の妹はニッコリしながら言って去って行った。


「ううん、心配してくれたんでしょ?うれしいよ!そうだ今日一緒に帰ろ、校門で待ってるから!」


彼は赤くなる耳をイジリつつ高校へと足を進めた。

すぐに投稿するつもりだったのですが軽く7000文字を超えて昨日中の投稿は無理でした。

かなり長くなりそうだったので三分割で一話目を出そうと思います。

次回は4000文字越えそうです。

なるべく読みやすく短くまとめられればと思っています。

次の投稿はかなりの長文の予感がするので数日投稿が空くと思いますが見捨てないでくさい。

僕はウサギのハートで寂しがりで万年発情期です。

今日も僕のウナギがウサギさんで寂しそうにウナギのぼりでした。

おっと失礼、先日暗黒龍を封印した手が勝手に下ネタを・・。

本当にすいません、そろそろガチで嫌われそうなのでやめます。

では今回見て下さった方々ありがとうございました、次回もよければ見てください。ノシ


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