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逃げ道

 私は階段へ急いだ。


 しかし、レンの家来はとても優秀だった。

 もう踊り場にいたのだ。


 私は、後ろからも来るレンの家来からも逃げれるように、その中の一人の女の人と話すことにした。


「──……」

「……──」


 私と打ち解けた様子を見ながら、一瞬の隙を見逃なさなかった。


 ここだ!と思った瞬間、私は駆け出した。


「ごめんなさい」


 そんな言葉を残して階段を降りる。周りの人は不思議そうに見ている。


 後ろから、「申し訳ありません、逃げられました」と無線に報告する声がした。


 早く、行かないと……


 走りながら私は変装を解く。そして、新しい変装をする。


 服を白いワンピースに、男装のカツラを解くと、黒く肩より少し下の髪を灰色ぽい銀色の髪のカツラの中に押し入れた。


 これで、あまりバレないはず、階段を降り終わった私は、チラリ外を見た。それもそうだ。後ろから追手が来なくなったからだ。それどころか、お客さんもいない。


 階段の踊り場にある窓に近づき、外をのぞいた。


 予想通り、外には一般人もいたが、明らかに黒い服を来ていて武装した人たちで囲まれていた。レンの家来だろう。その中に、黄金色の髪を見つけた。──間違い無い……レンだ。


 どうしよう……


 と思い、階段が降り終えた。下のドアの影に隠れよう……。そのとき、何かがいることに気づいた。


 それは一人の女の子だった。



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