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毒舌秘書は社長の私を放っておけない。  作者: 三千
人事部、牧野氏のちょいちょいちょーいな件
99/146

EP99


牧野さんは、少し慌てた様子で「そんなわけないでしょ」と言った。

取り調べは進む。

「それなら、蹴られた事はありますか?」

「ないないない」

「暴言を吐かれたことありますか?」

「暴言……ってか、まぁ嫌味っていうか……」

「ミスしたりすると、ネチネチグチグチ言ってくるわけですね?」

「そんな感じ」

「それは誰に対してもですか?」

「いや、お気に入りのやつには、そんなことはしない。だから俺は、嫌われてるってことになるよな」

「なるほど。それはキッツいですね。それで、牧野さんは、職場を代わりたいと思ってますか?」

牧野氏は、パンッと自分の両膝を叩き、そして叫んだ。

「ほらな!! あんたたちはすぐにそうやって、弱い方を追い出そうとするんだ!! だから言っただろ、この会社はブラックだって!!」

「牧野さん……」

「社長には悪いけど、この会社中身は腐ってんだよ!!」

まるで、刑事ドラマを見ているような場面。まさしくこれは、取り調べだ。カツ丼持ってきてーー!

けれど、今はそんなこと思っている場合じゃないや。

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