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毒舌秘書は社長の私を放っておけない。  作者: 三千
副社長 佐久間のチラッ恋心
94/146

EP94


「めっちゃ一生懸命、掃除してるから気になってさ」

どうやら、身バレはしていないようですね。よかった、大きいマスクをつけていて。メイクも落としてきましたので、現在はすっぴんでございます。

「雇っていただいたばかりですし、頑張らないと」

「ふうん。そうなの」

人事部、牧野さん。改めてお姿を拝見しますと、背は高くスラッとしていて、どこぞの俳優と見間違うくらいには、整ったお顔。

ただ、顔色は悪く、目の下にクマがあって、健康状態は悪いようにお見受けします。

「お仕事大変ですか?」

「まぁね。おばちゃんも気をつけたほうがいいよ。この会社、ブラックだから」

あら。すでにビンゴです。

「そうなんですね。社員さんもいい人ばかりで。そんな風にこれっぽっちも思わなかったので。意外です」

「あーね。人は良いんだけどねぇ」

捜査開始。

「それではお仕事の量が? それともお仕事の質が?」

「うーん。どうだろ……」

「残業が辛いんですか? それともお休み潰してるとか?」

「……めっちゃ聞いてくるじゃん」

いけないいけない。これじゃ警察の尋問じゃないですか!身バレに気をつけないと!

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