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毒舌秘書は社長の私を放っておけない。  作者: 三千
『うちの会社はクソなブラックです』
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85/146

EP85


いやあ、これはショックだよね。なんと言っても、パパから引き継いだ、大切な会社。

大きくしようとの野心はないけど、潰れないように、潰さないようにと、奔走してきたのもある。

自社に対する愛。

これを育みつつあったから、ここで理不尽にガツンと言われて、余計に腹が立ったし、辛かった。

「こんのクソ野郎が!」

「まあまあ、いげちゃん、どうどう」

井桁氏が荒ぶってはいるが、確かにこのままではよろしくない。

「いったんこれを貼って様子を見ましょう。何らかのアクションがあれば、それに対応するということで」

「監視カメラがあったら、犯人を特定できるんだがな」

犯人ww 探偵か!

「ただ、犯人(←とはいえ共感)探しはしたくないんですよ」

私がそう言うと、井桁さんが、「この甘ちゃんヤロウがよ」と、到底社長に対して言う言葉じゃない感じの言葉で、攻撃を仕掛けてくる。

なんだと、もういっぺん言ってみろ、その口をへし折ってやると言いたいところをグッと我慢する。

(※口をへし折るってのも、どうやるんだろね?)

「甘ちゃん上等ですよ。けど、社員の本心を暴いて潰していくってのは、違うと思うんですよね」

「誰か、会社に恨みを持ってそうな人がいるか聞いてみますよ〜」と、佐久間さん。

「聞ける人がいるんですか?」

「うん。掃除のおばちゃんとか、総務部のお局さんとか、人事部の重鎮のオバさまとか、まあ色々ね」

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