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毒舌秘書は社長の私を放っておけない。  作者: 三千
爆売れ商品ここに爆誕
66/146

EP66


それから私は、勘違いしている小山田氏にすべてをお話しした。

「そ、それは凄い!! アニメとコラボですか!! 妹も喜びますよっ」

いつも妹直結だなあ。小山田氏の妹、見てみたいwww(←『性悪なんでしょバレてますって〜地味な私がイケメンハイスペ課長の本性にたどり着いた7つの不可解な行動〜』参照)

「とにかく、『お抹茶あずきのぷちけぃき』は増産増産でいきますからね! 小山田さんは今回、MVP受賞です」

「マジっすか! やったあ!! こうしちゃおれん。妹に報告しなきゃならねえ。では社長、ありがとうございました!!」

そう言って、小山田氏は駆けていった。

若干ボタンの掛け違いはあったが、喜んで貰えて良かった。

「とりあえず『俺の妹に彼氏ができたので、その彼氏がどんなやつか見極めようとしたら、なかなか出来た漢だった件』略して『妹彼いもかれ』の第6話を録画予約しなきゃっ」

と、役員室に戻ろうとして気がついた。

「あれ? このアニメ、小山田さんが主人公じゃね?」

背筋に冷たいものが走ったww



ちょいちょいちょーい。

待て待て待て。

なんでさくまっちとハイタッチしてんだよ?

俺、井桁鼎(いげたかなえ)28歳、洋菓子『千堂屋』、社長秘書。

だが、最近。

モヤっとすることが多くなってしまった。

は? なら仕事辞めろって?

バカも休み休み言え。そんなことぐらいで仕事辞めてたらなあ、この世界は崩壊するっての!! ←壮大

ナメめんじゃねーぞ!


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