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毒舌秘書は社長の私を放っておけない。  作者: 三千
母、そして会長千堂都の手腕
51/146

EP51


「山路さん、ここはワリカンということでお願いします」

「いやいや、もちろんこちらがお支払いしますよ」

そして、ここはやはりお言葉に甘えてと思っていた僕も、「ご馳走になります」と言ったらですね。

「あら佐久間さん! ご自分が召し上がったものは、ご自分でお支払いするのが当たり前ですよ。佐久間さんもおサイフ出して!!」

と。

「これからもずっとお付き合いをさせていただきたいので、ここは各々で食しましたお料理をお支払いするということにしてください」

「えええ、ですが……こちらがお仕事いただいてますので」

と、山路社長。

「何を仰っているんですか。こちらもお仕事を受けていただいている身です。山路さんがいらっしゃらなければ、わたくしたちは路頭に迷ってしまいますわ」

困っちゃう〜、という表情を浮かべる。

うまい。

すると都さんは、手話でさささとお話しされ、それを見た雅也さんも慌てておサイフを出し、お札を出す。

そうなるともう、やるしかない。僕も代金を出して、お釣りを貰う。

そして、都さんは胸に手をあてて、

「山路さん、お料理とても美味しかったです。ご予約いただいて、ありがとうございました。わたくしたちももう良い大人ですから、これからはお互いに気遣いなしということで」

「ややや、そうですか。わかりました。なんと今時の時代の先駆者と申しますか……新しい考えの持ち主ですな。気持ちの良いお方だ」

「先程お話ししました、新商品のパッケージと紙袋のデザイン、価格にご納得がいかないかもしれませんが、どうぞご再考くださいませ」

「いや!! これはもうお受けせねばと思っております。雅也に契約書を届けさせますので!!」

えええーーー。さっきはちょおぉぉっと渋ってましたけども?

「まあまあ!! それは良かったです。こうしてお話がまとまりますのも、嬉しい限りですね。ありがとうございました( ◠‿◠ )」

とまあ、こんな感じでまとまりましたとさ。

ちゃんちゃん。

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