表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
5/79

EP5


「というわけで、社長に就任しました千堂千夏せんどうちなつでございます。右も左もわからないペーペーぺーではございますが、ご指導ご鞭撻のほど、どうぞよろしくお願いします」

本社社員に向けて、オンラインでご挨拶。母も同様にPCに向かってペコペコしている。

いきなりこんなうら若き乙女、いやごめん、こんなぺーぺーの若造が社長だなんて?

受け入れられない人もいるだろうな。

けれど、その後副社長の佐久間さんがフォローというか、誠心誠意(?)全社員に向かって話してくれた。

千夏ちなつさんは、亡き社長のお嬢さんですが、ただ今名門国立T大学に在籍中ですので、来春卒業されるまで、僕、佐久間が社長代理を務めさせていただきまーす。皆さん、若社長を支えて、千堂屋を盛り立てていきましょーー」

握り拳を振り上げる。

「文句や不満があったらずばんばしんと言ってください! 僕が喜んで受け止めます! はい喜んでー」

ドMか。

「はああ〜無事に挨拶が終わったね〜緊張した!」

私は温かい梅昆布茶を啜りながら、母に向かって話しかけた。in役員室。

「ね! まじで胸がドキドキだったあ」

「ママ、私、これから大学の卒論書かなきゃいけないし、単位も取らないと卒業できなくなるから、とりあえず来春までは仕事という仕事はできないから」


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ