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毒舌秘書は社長の私を放っておけない。  作者: 三千
本社社員との出会い
44/146

EP44


男性は、ほわわわみたいな笑顔を寄越しながら、近づいてきた。ガタイ良すぎでイカつい! そしてさらに距離の詰め方がエグい!

近い近い〜〜

「千堂社長、私は『千堂屋』開発部の、小山田慎と申します。いつもお世話になっております」

「こちらこそいつもお仕事ありがとうございます」

そちら様は、私服のようですが本日は?

と、顔に出ていたのだろうか。

「あっ、今日は私、有給休暇を取っておりまして。妹がいるんですけどね、彼氏ができたっつーんでね。ま、お祝いに全自動掃除機ってのを買ってやろうって」

溺愛兄か。ルンバなんて結婚祝いであげるやつやん。妹に彼氏ができてよっぽど嬉しいんだな。

「それはおめでとうございます。いーなー彼氏」

「社長は? 彼氏いるんっすか?」

「それが今の今まで、できた試しがないんですよ。恋愛の神に見放されてウン十年、縁ってなかなか、落ちてないですね〜」

「は!? そんなまさか!? うちの咲にできて、社長にできないなんてこと、あっちゃならねえ! 私がなんとかしますよっ」

小山田氏、ぐいぐいくるなあ。ぐいぐい系か。見かけ、大工か現場の男っていうかオラオラオラ! って感じだけど、イカつい容姿だし、こんなにもぐいぐい系なのに、会社では洋菓子作ってどう?? うまい?? ってやってるなんてことの不思議。

ふしぎ〜〜

「いえいえ、こればっかりは自力で頑張らないと。これは私に課せられた、恋愛七福神からの試練ですからね」

すると、小山田氏興奮。

「さすが社長だ! 外見は女だけど、中身は真の漢だ。かっこいいっすね!!」

……ん? 男? なんだって?

「そうですか? いやあまあ、そんなこともないですけどもぉ」←男扱いは気になるが褒められているからまんざらでもない

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